どんな手法も(偏微分の定義に反する)90度地点の物理量合成計算必須で注意 (メッシュ依存の元) | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

どんな手法も(偏微分の定義に反する)90度地点の物理量合成計算必須で注意 (メッシュ依存の元)

コツコツモデリングそして、計算してみたら、「大丈夫だった」 「駄目だった」  

なんて評価術として超致命的ですが…

⇒ 形が複雑だったり、アセンブリ構造だったりで、モデルリング難度高だと起こりがち

 

FEMも差分法も他も、(距離による)物理量合成を伴う(わざるを得ない)のが理由。直交格子なら

合成不要。https://ameblo.jp/jishii/entry-12077718817.html 直交では、物体面モデル化が難

物体面⇒全域に影響。 特に構造解析が難。 Xで偏微分を行う時、Y座標値は一定(変化してはいけない) 

その条件満たさぬデ-タ群で偏微分行う場合、

(偏微分に必須な)直角の地点の物理量が必須&合成せねばならない = 偏微分の宿命

90度の箇所の物量合成が混入した計算=純に支配式解く計算でない。 しかし、合成なしで偏微分は解けず

磁場は、静磁場は、粗悪メッシュで大体OK&メッシュ依存性小&補正の影響小

構造解析・流体解析は、分布鋭敏でメッシュ依存性大。特に流体の乱流は、

カオス・カオスでない その中間的状態を解かねばならず、最難関か? 層流や低Re数はOK。 

昨今は、AI等のIT革新が話題。しかし、テンソル解く力学分野は、ブ-ム蚊帳の外な感。

革新は、CG分野まで到来済。グラデーション画は、物体面法線ベクトル(Gradient一階偏微分)で影を強弱

幾何の二階偏微分テンソルを解く力学分野が問題 メッシュ依存なき、安定手法確立なら革命思いますが。

補正的勾配合成必須=偏微分の宿命(直交格子でない場合) FEMの場合、何が補正かいうと、(直交格子除き)XやYで直接偏微分不可

(X,Y)⇔(ξ,η)変則写像で変換ヤコビアンで補正的に計算。(直角でないが直角とみなす変則写像必須)図では、

https://ameblo.jp/jishii/entry-12230425993.html  XYの偏微分を、ξηの偏微分から計算。 そこに

直角でないが直角とみなすトリック有り (実は、XYでの純な直交座標での偏微分にならず)(合成度がメッシュ歪で変動)

直角=(合成値でない)元の値を使う計算に近い。 鋭角鈍角=合成度合いが強い値を使う計算。 

ξ-η↔XY(直交系への)偏微分の変換式は↓ ξ-η 変則な斜交系として自在な形に対応 一番マシな手法とは思いますが

(X,Y)⇒直交(ξ,η)の偏微分に転換。○に見えるがトリック  完全・厳密な(XY)の偏微分にならず

直角に存在せぬ値から、直角位置の値を合成し、合成値を使い偏微分。  そうなってしまう&それしか策なし

1) 「誤差なく写像補正計算を行う(直交メッシュなら誤差なし)」 「誤差なく偏微分を行う 」 両者一致せず

2)直角に近いメッシュで、補正が少なく済むモデルが有利。逆は逆

3)補正が少なく済むモデルの構築術と、変分原理などの理論は全く無関係

4)偏微分は(面積体積のような総和計算でなく)(90度直角向)勾配。計算にはメッシュ個々の品質が重要

5) 数学的に不完全なため、離散化計算独特の偏微分解法は、数学書に記載なし&学校で教えられず

上記の5)も注意。不完全故数学書未記載な訳で、注意です 「完全&完璧」思ってしまう罠に注意

また、ソルバ-開発者が用いるモデルは、粗悪モデルが多く、そこも注意。 良いモデルは解けて当然。

ソルバーのタフさ示すため、敢えて、怪しいモデルで大丈夫か試すルール、チュートリアル事例で、そのまま利用され注意

 

90°直角地点の物理量(勾配)合成でしか解けず=離散計算の偏微分の痛い弱点 それを、早期に知る必要あり思います

図示と共に示した)具体的な偏微分計算法はこちら↓(三角全域同一勾配な点を利用して計算)

FEM-四辺形1次要素の場合、節点間ー物理量分布が均等増分な前提で(四角形でも)三角形単位で勾配計算 ⇒ 偏微分とする

ξ-η↔X-Y 正規化とも呼びますが、数学上完全な写像変換となるのは、ξ-η直交のみで注意 

 

偏微分は、独立変数でのみ可(変数の独立性と呼ばれる)

離散計算は、偏微分対象外の変数データ使い、直交勾配たる偏微分を計算する(数学であり数学でない風な)変則で注意