池袋・椎名町にある金剛院さんで開催された、「宙(そら)を奏でる点描曼荼羅画」のワークショップに行ってきました。
点描というのは、文字通り点で描く絵のことで、今回は、黒い紙に書かれた円や多角形の図形をガイドにして、自分の直感で曼荼羅(幾何学)画を描いていくというものです。一点一点を精神集中して書き込み、画を作り上げていくうちにある種の瞑想状態になり、自律神経も整うのだとか。
まずは、説明を聞き、練習用の図形に点を描くことになりました。パステルカラーのペンが7色ほど用意されていますが、ふつうに文房具やに売っているようなペンなので、事前に先生の絵を見てその美しさにうっとりしていただけに、「こんなふつうのペンであんなきれいな絵が描けるの?」と驚きました。先生からは、点の打ち方の密度の違いでグラデーションをつけると良い、好きな色を好きな場所に点描しましょう、というアドバイスをもらいました。練習は、30分ほどで終了。仕上がったものは、初心者だけに当たり前ながら、美しさとは程遠い仕上がり。ああ、本番がひたすら心配・・・。
その後、本格的な点描が始まりました。ひたすら精神集中して点を打ちます。ときどき気になっていることが心に浮かびますが、すぐに自然と頭の中から消えていきます。講座の説明で「ある種の瞑想状態になる」と聞き、「本当かなあ~?」と思っていましたが(すみません)、確かに無心になれる時間でした。そして、1時間半ほどがあっという間に過ぎました。これは、すごい面白い!
私が描いたのは、↑こんな感じです。図形をそのまま生かした形で点を打ちました。超保守的な仕上がり。
ほかの方々の作品は、↑こんな感じです。同じ図形をもとにして描いたのに、ここまで千差万別な仕上がりになるなんて、不思議ですね。
点描の後は、金剛院さんの本堂に場所を移して、ご住職の野々部さんから胎蔵曼荼羅と金剛曼荼羅の違いについて、現物を間近に見せていただきながら、その説明と法話を伺いました。
点描のワークショップだけでは、曼荼羅とは何か、どういう思想をもとに描かれたものかということが分からないので、ご住職から詳しい説明を受けることで、参加者からは、「そうなんだ~!」「面白い」という声があちこちで聞こえました。
点描曼荼羅がのワークショップを受講したい方は、日本伝統・文化教育協会のホームページをチェックしてみてください!
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