「坊主が選んだ『寺』の処方箋 お寺に行こう!」(池口龍法著・監修 講談社刊)は、私が寺社系のお仕事をするきっかけになった本です。私は、東日本全域のお寺の取材を担当しました。
この本では、全国で一般の人向けのワークショップを開くなど、仏教の教えを一般の人に知ってもらうために活動している若手のお坊さんを紹介しています。どのお坊さんを紹介するかは、「フリースタイルな僧侶たち」というフリーペーパーの編集部(池口さんは編集長〈当時〉)のみなさんがセレクトしました。
取材の時にお坊さんの法話を聞いたり、色々とお話をさせてもらうことで、心洗われるような瞬間が多々ありました。感動のあまり、涙ぐみそうになることも。
「仏教は死んだ人のためのものではなく、生きている人のためのものだ」。取材させていただいたお坊さんが、口々に言っていた言葉です。競争社会で生きていれば、時に疲れたり、挫折したりすることもあるでしょう。そんな時、心を救ってくれる言葉が仏教にはあります。あなたもこの本で、「マイお坊さん」を探してみてはいかが?
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