空想的野球劇場 -9ページ目

空想的野球劇場

読んだ野球マンガの感想など書いていきたいと思います。

今回も主人公・ゼロくんの正義感は素晴らしいです。
子供だからと言ってしまえばそれまでですが、
権威に媚びず、

正しいことは正しい
間違っていることは間違っている


とはっきり主張します。

これは何年経とうが、古くなる類のものではなく、
不変であるべきことだと思います。

こういうことが「古臭い」とか、「現実はそんなに甘くない」
なんて言われてバカにされてしまうことって、
怖いことでもありますよね。

今こそ、こういう漫画が必要なのではないかと考えさせられましたね。
ちょっと真面目すぎるかもしれませんが。
定期的に刊行される、選手の高校時代をメインにしたノンフクション作品集です。

今回、収録されているのは、

イチロー、松井秀喜、松坂大輔、城島健司、ダルビッシュ有、田中将大、青木宣親、坂本勇人、岩隈久志、藤川球児、小笠原道大

の11選手になります。

イチロー、松井、松坂あたりはもうこの手の作品には欠かせない存在でおなじみですね。
今回目新しいのは坂本でしょうか。
高校時代のやんちゃエピソードもしっかり含まれていて、
楽しんで読めました。

今回もいろいろな作家の手によって描かれています。

ダイナマイト鉄さんが、イチロー、松井秀喜、松坂大輔、城島健司の4作品。
鈴木サトルさんが、ダルビッシュ有、藤川球児の2作品。
みのもけんじさんが、田中将大、岩隈久志の2作品。
峰岸とおるさんが、青木宣親1作品
はやま真さんが、坂本勇人、小笠原道大の2作品になります。

こういういろいろな作家の作品が見られるのも嬉しいんですよね。
峰岸とおるさんの作品を読めば、『素晴らしきバンディッツ』や『あばれ隼』を思い出しますし、
みのもけんじさんの作品を読めば、随分タッチが変わったんだなぁと思わせられます。
ダイナマイト鉄さんの実録物は数多く読んでいますので、
実録物については、やはり個人的に一番読みやすいですね。
ほかの2人の方は良く知らないのですが、
いずれ、ほかの作品で出会うことがあるかもしれません。
それもまた、今後の楽しみにしたいと思います。
オリコンから『ハマッた野球漫画ランキング』が発表されました。

http://life-cdn.oricon.co.jp/68242/full

総合は『タッチ』が1位ということですが、
ちょっと複雑な気がします。
どちらかというと王道の野球漫画ではないという気が・・・・
あくまでも個人的な感情ですけどね。

今は『ROOKIES』がやっぱり強いですね。
ドラマ・映画の影響は大きいです。

総合上位4作の『タッチ』、『MAJOR』、『ドカベン』、『ROOKIES』は、
10代、20代、30代、40代の全てでベスト10入りする強さを見せました。
年代別の下位にランクインされている作品に、
年代別の特徴が表れていて面白いランキングでした。
気が付けばスーパースターズ編も30巻です。
ドカベン48巻、大甲子園26巻、プロ野球編52巻ですから、
通算すると156巻にもなりました。
水島先生の苦労を考えれば気が付けばなんていうのは失礼かもしれませんね。
でも、そう思えるだけ楽しんで読ませて頂いているということなんだと思います。

さて、今巻です。
春のキャンプから開幕3連戦の楽天戦、次カードの西武戦の第1戦途中までが収録されています。
前巻で発覚した山田の右肩故障が深刻な状況になっています。
左でのスイングができないため、右打ちを始めたほどです。
これが故障による一時的なものなのか?
それともこれを機に最強スイッチヒッターになるのか?
今後の展開を楽しみに待ちましょう。

今巻で嬉しかったのは、
山田の故障によって、岩鬼のキャッチャーをまた見れたことですね。
大甲子園での準々決勝の光高校戦と
プロ野球編でのオールスター戦(1997年)以来かと思います。
この岩鬼捕手が好きなんですよねぇ。
破天荒でホント面白いんです。

それともうひとつ、
スーパースターズ編になってからプロ入りした、
賀間剛介が久々に登場したのも嬉しかったですね。
投手か野手かもはっきりしていなかったんですが、
今回は代打での登場でした。
こういう脇キャラの登場は嬉しいものです。
ただ、嬉しいと同時に気になったのは、ハリー・フォアマンの存在です。
ここで代打で起用されなかったということは、
もうスーパースターズは退団してしまったんでしょうかね。
気になるところです。

最後に、ぜひ再登場させて欲しいキャラが一人。
中学時代の最大のライバル・東郷学園の小林真司です。
高校時代にも登場したんですが、同じ神奈川でありながら明訓との対戦はありませんでした。
秋の県大会は決勝で当たるはずが雨天中止で対戦ならず、
関東大会では仁又四郎の下尾高校に明訓戦直前の準決勝で敗れ、
『大甲子園』での最後の夏の県大会も、明訓戦直前の準決勝で白新の不知火に敗れました。
そして、プロ野球編にも登場することはありませんでした。
あまりにも不遇じゃないでしょうか。
サイドスローからの速球とナックルといい武器もありますので、
ぜひ、スーパースターズかアイアンドッグスのクローザーにどうでしょうか?
水島先生になんとかお願いしたいものです。
題名を見て読んでみたわけですが、
結論から言ってしまうと、
「巨人の星」についてはあまり書かれていませんでした。
それについては、個人的にはちょっと残念でしたね。

そんな中、飛雄馬役は声優としてのデビュー作であり、代表作であったため、
その後、飛雄馬からなかなか脱却できなかったとの記述が一番印象に残りました。
やはり一流になる方の向上心というのはすごいものです。
自分だったら、飛雄馬役で成功したらそこで満足してしまったことでしょう。

この本はどちらかといえばガンダムについての記述が多いです。
ですから、ガンダム好きには裏話としてもたまらないかと思います。
もし、巨人の星が目的であるならば、あまりお薦めはできません。

そういうこととは関係なしに、一流の方の思考や生き様を知りたいということであれば、
お薦めできる本ではないかと思います。