空想的野球劇場 -18ページ目

空想的野球劇場

読んだ野球マンガの感想など書いていきたいと思います。

WABC(ワールドアマチュアベースボールクラシック)決勝が決着した場面から、草野球日本縦断トーナメント1回戦終了までが描かれています。

WABCの後、どう展開するのかと思っていましたが、舞台は再び江戸川ドラーズに戻って、新しい大会が始まりましたね。
新しい大会に向け、新たなライバル・もん太も登場しました。
非公式ながら、シロえもんがWABCで記録した180㎞/hを超える181㎞/hのストレートを投げるなど、強敵になりそうです。

連載されている雑誌がコロコロコミックということもあって、ちょっと安易かなと思うところは多いですね。それは、対称年齢を考えればそれはしょうがないというか、逆にそうでなければいけないんでしょうが。
しかしだからこそ、漫画らしい漫画だなとも思えます。
ドラえもんに登場するひみつ道具を野球に活かすあたりは相変わらず楽しいですし。

最後に、草野球日本縦断トーナメント1回戦の荒川ホワイターズの対戦相手の鳥取ホワイトラビッツについて。
砂地のグラウンドを利用した足を絡めた攻撃でシロえもんを苦しめました。
このチームカラーと鳥取のチームということで思い出したのが『ドカベン』の2年春センバツで対戦した鳥取大砂丘学院。
明訓を相手に7回までヒット1本で5点を奪い、あわや番狂わせを演じたチームです。
(詳しくはドカベン28巻をお読みください)
まさかモデルにしたわけではないでしょうが・・・・。
いやひょっとしたら・・・・。
週刊ヤングサンデーで連載されていた作品が、休刊にともない月刊IKKIに連載移籍されてからの第1巻びなります。
ということで、第1巻とはいえ、2巻まで発売されていた『魔Qケン』の続きから話はスタートしています。県予選3回戦の8回表から決勝の1回裏までが描かれています。

まあ、試合内容はこの漫画の本質ではないと思いますんで、3回戦から決勝までというのはあまり意味は無いのかもしれないですけど。

やっぱりこの漫画は喜国ワールドを満喫するべきですよね。
まあ、これでもかというくらい、大エロ・小エロを細かいところにまで挟んできます。
登場人物が軒並み姑息なのも、なんかいいんですよね。
肩肘張らず、ゆる~い感じで読みたい作品です。

それにしても、休刊・連載移籍をネタにここまで遊ぶものですかねぇ(^O^)
1986年に描かれた4コマを集めて、双葉文庫から出版された作品です。

23年前の実際のプロ野球界をモデルにした作品ということで、登場人物が非常に懐かしいんですよねぇ。
阪神・吉田監督や巨人・王監督、ヤクルト・土橋監督、広島・阿南監督、選手たちも、この年入団したKKコンビも含め、大勢登場します。
さらに、巨人のサンチェやカムストック、阪神のバースの代理人・ミヤサンド氏など『ああ、いたいた』的な名前も並んでいて、思わずニヤリとさせられますね。

ネタとしては、当時のことを知らなくても十分に笑えると思いますが、当時を知っているほうがもちろん笑えると思います。
個人的なお気に入りは34ページの、西武・森監督のミーティングでの話なんですが、どんな内容かは、ぜひ御一読を。

子供の頃、コロコロコミックで読んでいた漫画が『コミックパーク』で復刊されたので、すぐにネット注文しました。
長年探していた漫画ですので、感慨深いです。
以前、全10巻を数万円で売っているのを古本屋で見たことがあって、
ちょっと手が出ないなあと思っていただけに入手できたのは嬉しかったですね。
ブックオンデマンド方式の復刊で、初版なんかにこだわっている方には不向きかもしれません。
ですが自分は読むことさえできればいいので、きれいな本なのはむしろ嬉しいです。

さて内容です。
子供の頃は、『パイルボール』や『ミラクルZ』などの魔球がでてくることもあって、現実離れしたものとして、バカにしていたように記憶しています。

しかし、改めて今回読み直してみると、子供の頃に読んでいた『古き良き野球漫画』というものを思い起こさせてくれました。

現在、野球漫画の主流は、いかに現実に近付けるかにあると思います。『ダイヤのA』や『ラストイニング』なんかはその最たるものですよね。

しかし、この作品を含む『古き良き野球漫画』はそれらとは一線を画しています。
現実からどれだけ離れられるか、現実から離れてなお荒唐無稽にはならないギリギリのラインまでいかに達することができるかが勝負である、という思想があるのではないでしょうか。

この作品も読む人にとってはひどく荒唐無稽でしょう。
でも自分にとっては、荒唐無稽というまではいかないように思います。
ということは、ちょうどギリギリのラインなのではないでしょうか。連載されていた雑誌が小学生向けのコロコロコミックだったということもありますし。

対戦相手の高校がいろいろな特色を持っているのも楽しいですね。忍者や超能力者やアメリカンスクールなどなど・・・
これは峰岸とおるさんの作品に共通した楽しさだと思います。
西東京大会ベスト4出揃いから、準決勝前の練習の様子、そして準決勝・仙泉学園戦の6回裏の沢村登板までが描かれています。

今、楽しみにしている漫画の中のひとつの最新巻です。
面白い漫画には共通していますが、登場人物それぞれに特徴があっていいんですよね。
その中でも、特にお気に入りなのは4番一塁で主将の結城です。
彼が打席に入ったところで「男には~♪自分の~♪」とルパン三世のテーマが流れるんですが、この雰囲気がなんとも臨場感があっていいんですよね。
細かいところなんですけど、『高校野球!』という強いイメージを抱かせてくれて、まるで季節が夏のようにさえ感じてしまいそうです。

細かいところといえば、作者の寺嶋裕二さんが野球経験者ということからなんでしょうが、何気ないプレー中のコマが実に『野球!』なんですよね。不自然な絵がないんです。
例えば3番・伊佐敷がサードライナーを打つ場面での打ち終わった姿勢とか、沢村の投げ終わった後の姿勢とか、これは経験者ならではではないでしょうか。

試合自体も、実際の野球のように手に汗握る展開で非常に面白いです。
駆け引きなんかも丁寧に描かれていますし、漫画にありがちな選手が必要以上に怪物化するということありません。

1巻分はあっという間に読み終わってしまいます。
続きをワクワクしながら待ちたいと思います。