「差別」に対する報道が増えていますが、
この差別自体は皆さんもご存知のように
遥か昔から日本社会にはありました。
それに対し、声を上げて批判することが
できるようになったのが、昨今のように
思います。
容姿
性
学歴
家柄
出身
職歴
など、社会にでると、この見えざる
「差別」は至るところにあります。
それを見て見ぬふりをしてきた多くは
私たち50代以上の大人でしょう。
もちろん、中には異見を唱えた人も
いると思いますが、その昔は結果的に
組織内で埋没していったと思います。
たちの悪い差別として、自身の確たる
価値観に基づかないで、上司や周囲の
”差別感”に同調して尻馬に乗る輩。
中小のオーナー会社にありがちですが、
逆らえないオーナーの偏見に基づく
「差別」に対して、内心おかしいと
思っても迎合して軽口をたたくように
差別を蔓延させる場面を見ます。
これは、結果的に社員の目には当然
マイナスに写り、退職を伴う組織力の
崩壊につながります。
「明日は我が身」という感情が生まれ
抑圧された心身の中では当然長続きは
しないですよね。
経験上、こういう組織は痛い目に遭う
までは改善しないです。
訴訟や勧告処分などによる公的な罰則
を受けることで社会の変化、潮流に
気づくのと同時に、これまでの究極の
個人的偏見による差別意識が間違って
いたということに反省するまで。
コロナ禍で延々と続くストレスと不安
の中で、どうかつまらない差別意識で
不幸になる人や組織が増えないことを
祈ります。