「伸びる会社・倒産する会社-朝7時半開業の弁護士がズバリ教える」
(諏訪裕滋著/経済界)
前書きで、なぜ7時半から事務所を開いているかという理由が書いて
ありました。
通常弁護士事務所は10時から始めますよね。
ところがこの先生は朝の7時半から事務所を開いたそうです。
それで、お客が来て流行る事務所になったと書いてありました。
流行ってからでも7時半からやっているそうですから、これもたいした
ものです。(流行ると止めてしまうのが普通ですものね。)
①朝、相談に来る企業は成長する
「正確な知識、情報を一刻も早く社に持ち帰りたい。
9時の幹部会議に間に合わせたい。」
(夜相談すると翌日しか伝達されない)
②応接室に置かれた雑誌から、企業の将来が見えてくる
(1年以上前の雑誌を応接室に置いている会社は倒産した)
③時間にルーズな社員が多い会社に、明日はない
④「被告」側にたたされた企業は成長する
(日本の裁判は遅いので被告が有利。
「判決は忘れた頃にやってくる」「思い出の事件を裁く最高裁」)
⑤やめた不良社員を訴えてはいけない(逆に恨みを買う)
⑥意地を通すだけの訴訟は無意味
⑦「伸びる会社」には営業と経理の適度な緊張関係がある
⑧ゴルフがシングルの腕前の社長には気をつけろ
⑧は語弊があるかもしれませんが、どうも世論はこういう意見
が多いですよね。
今は弁護士事務所もCMが解禁されていますから、競争が
以前よりも激しくなったと思いますが、企業法務の弁護士が
CMを一切やらないのは何故なのでしょうか。
多分、CMで顧問先を開拓するのではなく、紹介や実績で相手
から「お願いします」という形式が多いからでしょう。
どんな世界もこの図式が理想ですよね。
さて、その本のさわりをご紹介します。弁護士から見た経営者と企業の素顔とは・・・