プラシーボの秘密 | 子育て~夜遊び~お仕事

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プラシーボとは、ニセ薬のこと。


例えば小麦粉だったり味をつけた普通の水

だったりしても、それなりのウンチクを語られて、

効果があるようにして渡されると、本当に治って

しまうことがある。


これが「プラシーボ効果」。


「信じるものは救われる」「病は気から」という

やつでしょうか。



プラシーボ効果の前提は、「人間には自然治癒力

がある」ということだそうです。


薬が必要ない状況なら、暗示で治癒力を引き出

せば良いという考え方です。

「大した病気ではないのだから、薬を飲む必要は

ない。」と言うのも一つの方法ですが、それよりも

「これを飲んで多くの人が治していますよ。」と言う

ことによって、相手は自分の病状を受入れてもらって

いると感じ、「治るんだ」とその人の言葉を信じやすく

なります。

そしてこの気持ちが、もともと持っている治癒力を

引き出すきっかけとなります。



仕事においても、上司がかける言葉によってパフォー

マンスが変わります。

経験のない場面や要求レベルが上がったりすると、

「難しそうだ」と考え、逃げ腰で中途半端な取り組み

になってしまいそうなときに、上司が上手な示唆・

暗示を与えることができるか、その前提として「力を

信じて」あげているかどうか、が問われるということ

です。(コーチングの立脚する考え方と同様です。)



同じ状況を目の前にしても「容易だ」と見るか「困難だ」

と見るかで行動は変わります。

「自分には出来る力がある」と思うか「自分には難しい」と

思うかで取り組み方も変わります。

当然「無理だ」と考えるよりも一定の自信を持っている

状態が望ましい訳ですが、常に「自分には力がある。

やれずはずだ。」と自信を持って(自己暗示をかけて)、

前向きに挑戦を続けることができる人は多くありません。


上司は、力が最大限に発揮されるためのプラシーボ

としての言葉を、メンバー個別に考え続けなければいけ

ないですね。