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51歳。ビジネスの裏側。
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多種多様にお届けします。

企業理念の策定はサービスラインナップの一つなので

相談されることも多く、その際に「ビジョンは分かるが、

バリューが分かりにくい」と言われることがあります。


バリューというのは「皆で大切にしたいこと、すること」

「皆が価値を感じるべきこと」といった意味で、例えば

「明るく元気」「正確とスピード」「モノを大切にする」

「誠実や真心」でも悪くはありません。

それがビジョンにリンクしていて、かつ業務上の判断、

顧客対応上の判断の基準として機能するように、

言語化して明示して徹底すれば良いわけです。



ある企業が作ったバリューの中で、気に入っているのは、
『会った人を、1分以内に笑顔にする』というもの。


1対1であろうが、研修やセミナーなどで1対30で

あろうが、1分以内に目の前にいる人を笑顔にしようと

思って臨むわけです。

決して、1分以内にオモシロイことを言って笑いをとる

ということではなく(それでもいいのですが)、目の前にいる

人達に好感を与え、場を和らげ、その後のコミュニケーション

を有効で有意義なものにするために、とっても大切なこと

として掲げたそうです。

これは気合だけでは無理で、笑顔にするための技を学ば

なくてはなりませんが、先日、その社員の方が「メールでも

電話でも、一発で相手を笑顔にしないとダメですよ」と

言うので、「なるほど」と返しながら、それはハードル高いなぁ

と思いつつも、この着眼点には感心したものです。



これに付随して・・・

いろんな会社の社員の方と話をしていて、いつも感じる

ことですが、企業規模に関係なく社員が自らの視点で

常に「考えている」という風土をもった会社がとても少ない、

ということです。

これは、会社が命じるものではなく、各々がそれまでの人生

や社会の中で身につく「習慣」だと思っています。

どんな業種でも「作業」が得意な社員はたくさんいます。


でも、その先、もしくは前提の「本質」を意識したビジネスを

している人はとても少ないのです。

個人攻撃をするわけではなく、そういう気付きや刺激を受け

る機会がなかった、という理由が多いのだと思いますが、

そう考えると、組織というのは実に単純な「機会」と「習慣」

によって組成されているのだなぁ、と思うわけです。



私自身も、この気付きを得たのは結構「最近」のように

思います。

気付いただけではダメなんです。

その後、具体的なアクションを起こし、検証とトライを継続

しなくては「習慣」になりません。


ちょっとした視点。

外向けの思考。

全ては身近にあるものなんですね。