新橋の路地裏に3坪ほどの小さいお店がある。
ここのメインは焼き物。
けど・・・
メインといっても焼き物の種類は10種ほど・・・
目に見えるメニューだけで言えば、一見さんは
しまった!!
と想うだろう。
店も古く、中には40代の女将が1人。
このお店を知ったのは3年前。
仕事のお付き合いでお客様に紹介された。
それ以来のファンである。
なにがいいのか・・・
要はメニューはほんの見せかけで、その日安く
入ったものでお惣菜をシコタマつくる。
そのお惣菜はおいしく、また安い!
お惣菜だけで15種があるはず。
看板メニューよりも多いのが笑える・・・
焼き物も産地直送でこだわりがあり、1品1品の味
はとてもいい。
またお酒も数が豊富で3時間はじっくり飽きずに
呑める。お客さんの層は40以上だが、最近は30代の
OLさんが増えている。
独身らしく、世間でいえば最も小金をもった人たち!
カウンターで相席になればいろんな話をする。
その中に銀行勤務の女性がいる。
この人の話を聞いてちょっと笑った^^
「銀行は昔はお金も名誉もあったのに、今は国に
助けられてから本当にみじめ。
世間の批判も分かるし、私もできれば”潰せ!”
といいたい。
総合職の男性もサラリーマン度が増したし、魅力
は激減したわ・・・」
と。
まぁ、男性の方の話は別としてこんな世相の中分かる
ような愚痴だった。
でも、そんな愚痴をこの新橋の片隅で女性から聞くとは
想わなかった(笑)
最近は女性の客単価も馬鹿にならないと言っていたので
この手の女性陣(失礼)の消費が新橋を支えているのか。
2006年もあと10日。
皆に等しく時は訪れ、去っていく。
その「時」をどう過ごすのか、これが人生の楽しみ。
是非有意義に2006年を締めくくりたい。