世の中、隙間産業といわれるビジネスや新業態
といわれる新しいビジネスモデルの出現が日々
報道されている。
皆、同じ24時間という時間の中でアイディアや
事業計画を練り上げている。
よっぽどの才能とセンス、資金力がなければ自分
には無理だ。と思う輩も多いかもしれない。
しかし。
こういうビジネスモデルを生む人に限ってそう特別
な才能や能力があるわけではない。
ある有名なベンチャー経営者が新ビジネスの産声
の背景についてこう述べている。
「特別なノウハウはない。とにかく人の声に耳を
傾けること。
世の中の”不”のつくことがらを解消していく事が
一番の種になる。」
”不”のつく言葉。
不便
不都合
不快
など
この状態を解消することで、これらの要素に不満を
もつ「将来の消費者」が生まれる事になる。
その解決手段にビジネスモデルを付帯する。
これだという。
机上での企画書や銀行への資金出資計画作成など
1人で考えたものにろくなものはない、という。
とにかく身近ないろんな種類の人に「不」の要素を
聞き出す。
猫も杓子も「IT化」を望んでいないことがわかる。
既存事業においてもビジネスモデルの耐用年数は
昔は3-5年といわれ、今では1年も持たない。
そんな時代だからこそ足元の「種」に注目するのが
大切なのかもしれない。