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今月、学生時代の友人の結婚式がある。

36歳。

初婚。


中学時代からの友人である。


中学、高校と全寮制で過ごした私たちは、普通の

同窓生よりも付き合いが深い。

多感な思春期を男子の中で過ごした経験は貴重

なものになった。


ほとんどの友人が大学も一人暮らしをしていた

ので、親と住んだのは小学生まで、という人も

少なくない。


結婚する彼も両親の海外転勤に伴い、同校に

編入してきた。

まだ中学1年だと親離れも出来ていなく、毎晩泣く

子も少なくない。

中学時代は16人部屋のタコ部屋で、中3が室長

になり部屋を統率する。ぼくは副室長として14名

の後輩と過ごした。


全寮制というのは、そもそも学校と私生活の区切

がない。ということは、学校のトラブルはそのまま

寮生活で引きずることになる。

いじめなどは悲惨なことになる。

帰国子女がメインの学校で、比較的温室育ちの

子供が多いので「免疫」の弱い子供も少なくない。


中3のときにはアゼルバイジャンからの帰国子女

の男の子がいじめにあい、自殺未遂を起こした。

大事件である。

その子はすぐに学校を辞めて、親元に戻った。

親元の国に日本人学校のある場合はまだいい。

ない場合は現地校に通いながら日本人向けの

補習校に通う。受験期には直接受験という形で

日本への帰国入学に備える。かなり大変なこと。


その当時の友人の結婚式ということは、当然

寮生が多く集まる。

この年では大半が家庭を持ち、婦人同伴の場合

も少なくない。今度の友人もみな夫人同伴出席で

奥さん連中との交流の場にもなる。

結婚する友人は相手が4つ上の40歳。

職場の同僚らしい。相手は再婚。

商社に勤務していて、海外転勤が決まったことで

入籍に踏み切るらしい。

彼のご両親は外交官でエリート一族。

今回の結婚には猛反対のようだった。

わかる気もする。


その中、説得を続け今回の挙式を迎える。

結婚は所詮「他人」同士が一緒に生活をする。

うまくいかないこともあって当然。

そんな時は双方が「努力」をすることが大切。

この努力を出来ずに、お互いの主張を押し付ける

夫婦が長く続かない。

そういう意味では「家庭環境」が似ている、という

ことはとても大切。

彼のような外交官は特殊だが、共通点が多い方が

かならずその後の生活でも同じように「共通点」を

見出すことが出来る。


寮生活を6年間してきた私たちは、他の人よりも

独立心や自立心が強い。

忍耐力もある。

そういう意味では彼に心配はしていないが、どんな

障壁も2人で協力して海外での新スタートを切って

欲しい。