先日のホテルオーナーの話。
日曜日にちょこっと会ってきた。
宿泊招待券も返そうと思い、お昼を食べた後に
待ち合わせのホテルへ。
お茶を飲みながら小一時間で失礼しようと思い
ながらどう断ろうかともイメージしていた。
到着するとその会長と同社の専務、及び人事担当
の常務の3人がお出迎え。
やられた!と思った。
断りにくいシチュエーションに持ち込まれた。
皆さん50過ぎのいかにもホテルマンらしい紳士の
出で立ちで温厚に出迎えられた。
冒頭に先手を打つべきと思い「招待券」を超丁重に
ご返却したく願い出た。
これはなんとかクリア。
次に!と身を乗り出した瞬間、専務さんが「驚きました」
と一言。
なにが??
返したこと??
と思っていると、この人が人材業界にちょっとした人脈
があるらしく、私のことを調べたらしい。
手前味噌だが、その昔自分の担当している外資銀行
の採用を受託しているときにテレビ取材を受けた経験
がある。(NHKの特番)
その後、米系の投資銀行を中心に日本法人での受託
窓口として指名された。
日本でも3人ほどしかいない当時では貴重なポジション
だった。
そのときのことを専務さんは知っていた。
「あのときの○○さんですよね?
こんな風にお会いできるなんて光栄です。」
いやいや、もう過去の栄光ですから、と恐縮していると
「我が社の人事戦略においても海外拠点との採用関連
でお願いしたいくらいです。
米系の人事コンサルがいますが理屈ばっかりで役に
立たないんですよ・・」
この米系の人事コンサルは世界でも著名なところ。
そんなコンサルと比較されるなんて・・・無理。
あまりにも買いかぶり過ぎていて怖い。
結局2時間以上話をした。
報酬、ポジション、福利厚生(住宅提供)、秘書や専属車
にいたるまで。
あまりの非現実的な話でボーっとしてしまうほど。
やはり旨い話にはリスクがあるもので、今回の役員登用
においてもいろんな誓約事項関係があった。
民営紹介における事業責任者資格の法人付与や顧客
移管など、できあがっているインフラすべてを提供するもの
だった。
これだけの資産を構築するには何億もかかるし、金を
かけてできる保証もない。
そう考えれば数千万の雇用契約は安いのかもしれない。
いずれにせよぐったりした割には辞退を了承してもらえず。
LDの堀江じゃyないが、金を積めば動くと思っているのか、
と思いたくなる節もあるし、一方で私の実績をよく知っての
ことなので信用もできる気もする。
また次回会うことになるので、そのときに終わりますように・・・