親切の扉 | 子育て~夜遊び~お仕事

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昨日のこと。


ちょっと不思議な体験をした。


自宅への帰り道。駅の改札近くで大きな荷物をもった

初老の男性に遭遇した。

ちょっと足を引いていて、大変そうだったので出口まで

荷物をもってあげた。


たいした距離でもなく、何のことはないことだった。

はずだった。


初老の紳士はこっちが恐縮する位感謝してもらい、

最近の若い人にこんな親切にされたのは初めて、と

歓喜の嵐だった。


「お名前を伺えませんか」

「よろしければ迎えの車が来ますのでご自宅まで

 お送りさせますが」

「お礼をさせてください」


とつづいた。

迎えの車、この当りでちょっと気付いた。

「お偉いさん??」


ちょっと立話をしていると、偶然にも以前の仕事と

帰国子女の話の中に共通点があった。

初老の紳士は共通点に盛りあがり、車でお送りする

のでちょっと話に付き合ってほしい、と。


紳士の家が杉並で私が世田谷、通り道ということで

お言葉に甘えることに。


迎えの車はベンツの600シリーズ。

ちょっとロングに改造している。

中の調度品も豪華。


この男性の正体は世界に展開するホテルのオーナー

ということがわかった。

しかも、創業者。

超金持ちだ。


息子さんと娘さんがいるが、2人とも海外現地法人の

役員として派遣し、日本にはいないらしい。




道中いろんな話をしたが、とてつもない資産家らしく

ホテル所有の固定資産や金融資産あわせると数百億円

はくだらない様子だった。


今はホテル事業以外にも人的支援事業を立上げ、都内

の有名オフィスビルにオフィスを開設するらしい。


僕が人材ビジネスの経験を話すと夢のようなお話が。


「もしよければ、うちの会社で代表権のある役員をして

 もらえないだろうか」

代表権というのは社長?

と聞き返すと、社長ではなく会長だとか。


この年では創造もしない話。

ありえん。


報酬もストックオプションと年額報酬3,000万円だとか。

すごい。

揺らぐ。


でも、ここまで美味しい話だと逆に引く。

「私も自分の身の丈はわかっているつもりですので」

と丁重にお断りすると

「時間をかけてゆっくり話しをする機会をください」

と。


名刺だけ渡すが、こわい気もした。


家の近くまで送っていただき、帰り際お礼にということで

ホテルの宿泊招待券をいただいた。


帰って中身を見てびっくり。


「エグゼクティブスイート」の招待券。

Webで見ると1泊45万円。

すげえーーーーー!!!

新婚旅行でもジュニアスイートだった。

1泊15万円がわが人生の最高峰だった。


嫁は単純によろこんでいた。

子供はいけるのかなぁ、と行く気マンマン。



お礼のMail方々こんなものはいただけない、と返そうと

思っている私は何も言えなかった・・・。



翌朝、夢かと思ったが机には招待券があった。