スカウト | 子育て~夜遊び~お仕事

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日本にはまだまだ馴染みのない「スカウト」。


水商売のそれではなく、ビジネスパーソンを対象にしたヘッドハンティング。

ヘッドと言っても、文字とおりの「管理職」「役員」という人材スカウトという

だけではない。

中には一般の営業職としての「社員」スカウトも存在する。


よくスカウトリストについて、どのように名簿を手に入れているのか、という

疑問を耳にする。

答えは簡単。


そんな仰々しいものではなく、あくまでも人脈による情報源が圧倒的。


個人情報管理の厳しい昨今、昔のように社員名簿が出回ることもほぼない。

人材コンサルタントの人脈、顧客企業の人脈により「対象者」を絞る場合が

ほとんどである。

稀に、不振企業につとめる社員の友人が「ここで働いていて将来性もない

から声をかけてあげてくれ」というのもある。

この場合、よっぽど優秀な実績がなければ行動には移さないが照会程度は

とる。


人材会社も氾濫する中で、自分の仕事選びのパートナーを選定するのに

とても戸惑う人が多い。

当たり前だが、パートナーには自分の個人情報のすべてを公開し家族構成

や経済的な部分まで人目にさらすことになる。

慎重になって当然なのだ。


人材業界も比較的明確なスキルや経験を要件にしないので、言葉は悪いが

雑多な人種が「コンサルタント」という肩書きを持つ。


老舗のスカウト企業は1部上場企業の要職を歴任したおじさんが多いが、

この場合も決していいわけではない。

大手企業の「サラリーマン」として忠実に働いてきた人には固まった価値観

がある。この価値観に当てはめようとすると、最近の「仕事観」に合致しない

場合が多い。


一方で20代のぼくちゃんコンサルタントも少々困る。

家庭も持っていなく、社会人経験も希薄な中で人様の一生を左右する仕事

を選ぶ眼力に「?」を抱くひとも多いようだ。


では、どのような人がいいのか。


個人的な結論は、なるべく自分と年が近く、似た仕事環境を経験している人、

こういう人がいい。

「そんなこと聞けるのか?」

という質問もありそうだが、あくまで彼らは「サービス業」である。

情報と信頼関係が合致してはじめて「商い」ができる。

コンサルタントには極力「過去」について聞くべきである。


どんな業界にいて

どんな仕事をしていて

役職経験年数

家庭環境(既婚・未婚)

得意分野(実績)


などは最低限抑えるべき。


30代で家庭を持ち、住宅ローンを抱えている人は多い。

この場合、転職することで「ローン借り換え」などの部分でも相談

できるほどの知識があることが望ましい。

金融機関に勤務する人で、自社より融資を受けている人は特別金利

のことが多いので、その条件として退職の際には金利変更か一括返済

という条件が付加されていることがある。


通常住宅ローンにかぎらず、金融機関は勤続1年未満のヒトには金

は貸さない。

そのようなことを十分に知らずに転職した後に通知が来て慌てても遅い。

そこで、事前にコンサルタントにそのような経済状況も話し「借り換え」

などの準備作業も同時進行しなくてはいけない。


転職もやはり「縁」が大事なのだ。

転職先企業だけではなく・・・。