飲食業界における付加価値の三大要素をQSCというようです。
Q=クオリティ
S=サービス
C=クレンリネス
クレンリネスというのは雰囲気、という意味です。
通常、飲食における原価率というのは3割程度と言われています。
その3倍の料金を我々は支払っています。
しかもとくに違和感なく、当然のように。
この理由はなぜか??
答は、食材などの原価に対して支払いをしているのではなく、
サービスなどの付加価値に対して対価を支払っているから。
料理などの食材はおいしくて当然。
それ以外の期待感をいかに満足させられるか、これが売れる店の
第一歩なのです。
2004年度の外食産業の市場規模は27兆4千億円(日経調べ)。
外食(そとしょく)といわれる店舗型は出店攻勢にも限界があり停滞
気味。
それに対して驚異的な伸びを示しているのが中食(なかしょく)と
言われる持ち帰り弁当など。
女性の社会進出に伴い主婦の活躍も福祉業界を中心に伸び、
昼夜を問わず利用機会が増えています。
27兆円の中には給食産業、料亭、宿泊施設も含まれており、一般
の飲食店に絞ると15億円弱になるようです。
これらの数字は1997年の30兆円弱を天井に年々減少しています。
一方で新規出店は毎年2桁増。
大手チェーン系列の出店が多いのです。
最近このような業界の話を聞き非常に勉強になった。
この数字も現象しているとはいえ、すごいと思いません??
これら飲食店舗の販促支援に特化する企業があり、ホットペッパー
などのクーポン値引きによる一時的な客数増加を狙うのではなく、
固定客を足元から増やす仕組みつくりを提供している、というもので
一昨年あたりに株式も公開しているのです。
単なる飲食向けコンサルではない、全包囲的なビジネス。
今後注目したいと思います。