今日ちょっとした用事で丸の内にある自動車販売関連企業の人事と会った。
その企業は社員2000名強を抱え、売上も1000億円を優にこえる上場企業。
ここで人材採用に携わる部長職の方にお会いしたわけだが、久しぶりに自信
に満ち溢れた人に会った。
「自信」を表に出す場合、1歩間違えると「自慢」「自信過剰」というようなマイナス
の印象を与えかねないが、この方の場合ギリギリのラインで相手にプレする。
この方自身、日本を代表する商社の出身でエリート群を生き抜いてきたせいも
あり「ビジネス」に対する感性やスピード感、間合いはとても参考になる。
採用、という仕事においては企業の顔になることが間々あるので、優秀な人材
を採用しようと思えば同じDNAを持ち、なおかつその遺伝子の状態が「ON」に
なっている人がコミュニケーションをとることが大事。
どんなにエリートでも相手の感性や、価値観を尊重できないようでは組織や
チームの中では浮いてしまう。
「自信」をもち、かつその自信を第三者に伝え、共鳴を呼ぶ場合にはこの遺伝子
状態が大事なんだな、と続く感じた。
休日の朝の丸の内は整然と静寂な雰囲気がある、その中この方の情熱だけが
オフィス街を木霊するような感じだった。
日々自分の成果と実績に安心をしている中、こういう刺激は大切。
「自信家」をどう感じるかは、自身の姿への問いかけとねたみの狭間にあるのか…。