『女帝 小池百合子』。この本の著者である石井妙子さんは、『本の話』というサイトで、情報を提供してくれた早川玲子さん(仮名。現在は本名は北原百代さんであると明らかになっている)について語っている。
石井さんは以前、ある月刊誌に小池百合子について記事を書いたことがあり、たまたまそれを読んだ北原百代さんが連絡をくれたのだそうだ。
(以下、引用)
「早川さん(注:北原百代さん。以下、同じ)との出会いは天の計らいだと思っています。彼女は当時の日記や、実家に書き送った手紙、小池さんから譲られた品などを保管していました。私の記事を読んで、他の記者とは違う何かを感じて連絡を下さったのです。その前に早川さんは某新聞社にも、告発の手紙を書き送った。でも、相手にされなかったそうです。私からも返事がなかったなら、証拠の品を全部燃やして諦め、心に蓋をして生きようと考えていたそうです。
早川さんはとても真面目な方で小池氏とは真逆といっていい性格。学歴詐称という小池氏の秘密を知っていたため、政治家として権力を手にした小池氏に恐怖を感じながらカイロでひっそりと生活しておられました。でも、自分には事実を日本国民に伝える義務があると意を決し、私に連絡してきてくれたのです」
(引用、終わり)
この本は、5月に発売されるやたちまちベストセラーとなり、当時2期目の知事選挙をひかえていた小池百合子にとって大打撃となった。
しかし、同年6月9日に、駐日エジプト大使館の公式フェイスブックにて、小池百合子の卒業を認めるという内容の声明文が、カイロ大学名義で発表された。
これにより、疑惑を追及しようとする都議会やマスコミの動きはおさえこまれたが、その声明文は何故か日本語で書かれてあった。
しかしながら、この本には、小池百合子が帰国前夜に北原さんにこんなことを言ったことが書かれている。
「あのね。私、日本に帰ったら本を書くつもり。でも、そこに早川さんのことは書かない。ごめんね。だって、バレちゃうからね」
「バレちゃう」というのは、つまりカイロ大学を卒業していない事実のことだ。実際、小池百合子は7年後に初の著書を出版するが、北原さんのことには一行も触れていなかった。
小池百合子がカイロ大学を卒業していないことを知っている人は他にもいる。
エジプト時代の小池百合子の面倒を見ていたという朝堂院大覚(ちょうどういん だいかく)氏という人が、YouTubeで証言している。
(実のところ、この人もかなりアヤシイ人ではあるのだが、それだけに権力者からの圧力などを恐れたりしないので、信用して良いと思う。)
【Arc Times】
小池百合子知事、カイロ大卒業は嘘。カイロ時代の恩人が直言。
今年になって、小池百合子の元側近の小島敏郎さんが、『文藝春秋』5月号にて、カイロ大学に小池百合子の卒業を証明する声明文を出してもらうなどの“学歴詐称工作”に加担した旨を告白した。
小島さんは2020年6月に小池百合子から学歴詐称疑惑の対応を相談された際、「カイロ大から声明文を出してもらえばいい」と提案した。するとわずか3日後に、カイロ大学の学長名の声明文が出された。
しかし、大学のホームページとかフェイスブックとかではなく、駐日エジプト大使館のフェイスブックに声明文が出るのは不自然ではないか。それもエジプトの国章入りで。
エジプトは軍主導の強権政治が続いており、カイロ大学も軍事独裁政権の管理下に置かれる国家機関なのである。
つまりはエジプト政府が小池百合子のカイロ大学卒業を証明したことになる。
どうしてわざわざ政府が?‥‥つまりは小池百合子はエジプト政府と深いつながりがある。
このことについては、小池百合子の落選運動を展開している弁護士の郷原信郎さんがかなり鋭い考察をしている。
郷原さんのホームページで落選運動のチラシをダウンロードできるので、ぜひそれを入手してそこに書かれていることを読んでみてください。
【落選運動のチラシ】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/02/jiroumaru/14/01/j/o1652092915454792366.jpg?caw=800)
↓落選運動のチラシは、こちらからダウンロードできます。
https://www.gohara-compliance.com/information/rakusenn
【郷原信郎の「日本の権力を斬る!」】
【小池百合子氏落選運動「夕刊紙風チラシ」も完成!都内全域に拡散を!!】
(公開日:2024年6月18日、再生時間:14分56秒)
また、前述の小島敏郎さんも、小池百合子を公職選挙法違反容疑で刑事告発した。
6月18日午前9時に、東京地方検察庁に告発状を提出したという。
私は前回の記事で、たとえ学歴詐称疑惑が無かったとしても、やはり小池百合子は政治家にはふさわしくない、と書いた。
それは、前回の選挙で掲げた「7つのゼロ」の公約がちっとも果たされていないばかりか、本人は「達成できている」と平然と嘘を言っていることにも表れている。
「7つのゼロ」とは、『待機児童ゼロ』『介護離職ゼロ』『残業ゼロ』『都道の電柱ゼロ』『満員電車ゼロ』『ペット殺処分ゼロ』『多摩格差ゼロ』の7項目。
この中の『ペット殺処分ゼロ』を例にとるとよく分かる。
哲学者で作家の適菜収さんが、『日刊ゲンダイ』での連載コラム『それでもバカとは戦え』の今年6月4日掲載の記事の中で、実に分かりやすく解説してくれている。
(以下、引用)
「ペット殺処分ゼロ」についても「皆さんご承知の通りで、達成しております」。これも大嘘。18年度には犬や猫が約150匹殺されている。カラクリも単純。殺処分ゼロに含む対象は、譲渡ができる状態にある動物だけ。基準や定義を変えれば、なんでもゼロにできる。残業ゼロや満員電車ゼロについては、テレワークが拡大しつつあると指摘し、「流れは進んでいる」とのこと。反論するのもアホらしい。
(引用、終わり)
アラビア語の能力についても述べておきたい。
そもそもエジプトにそれなりに長い間住んでいたのだから、簡単な日常会話レベルなら話せて当然だろう。同居していた北原さんからも教わっていただろうし。
しかしその程度の語学力では、大学の試験の答案を完璧に書けるとは思えない。
だから、小池百合子がアラビア語で話している動画を視て、「なんだ、アラビア語ちゃんと話せるじゃん!」などと浮かれている支持者の皆さん、それは早計ですよ。
(参考動画)
【飯山あかりちゃんねる】
【ショーンK超えか?!】小池都知事、公式動画のアラビア語がスゴかった!
(公開日:2024年6月19日、再生時間:47分29秒)
私は東京都民ではないので、東京都知事選挙には関係ないのだけれど、拉致被害者やその家族会の人たちを侮辱したり、震災で被災して苦しんでいる人たちに冷たい態度をとったりする人間を、権力の座にいつまでもつかせておいてはならないと思っている。
【エジプトの精霊から日本の皆さんへ】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/02/jiroumaru/2b/ef/j/o1403099215454792472.jpg?caw=800)
(キャラクター素材:くれあ猫さん https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=23901682&area=1)
(背景・カイロ大学:Citadelite, パブリックドメイン, via Wikimedia Commons)
(以下のサイトを参考までに貼っておきます。リンク切れの場合はご容赦ください。)
「小池百合子都知事を今朝、公職選挙法違反容疑で刑事告発しました」 元側近・小島敏郎氏が語る“7つの重大証拠”
https://bunshun.jp/articles/-/71481?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=onlinePublished
豊洲移転、コロナ対策に東京五輪......。「小池都政」8年間の通信簿
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/06/17/123524/