これを書いている今は、2023年12月30日。
昨日が仕事納めで、今日から2024年1月3日まで休みになる。
昨日は仕事の帰りにホームセンターに寄り、神棚に飾る注連縄や宝紙、鏡餅などを買ってきた。
そして今日は、白山神社へ行って、神棚のお神札と交通安全のお守りを買ってきた。
出かけるとき、郵便受けを開いてみたら、満福神社のBOOTHに注文していた『幻想万華鏡』の解説本の下巻が届いていた。
【幻想万華鏡 FINAL Memorial Book 下巻】
満福神社-BOOTH
https://manpukujinjya.booth.pm/
白山神社の次は、本屋に寄り、久しぶりに『週刊金曜日』を買い求めた。
私が尊敬しているジャーナリストの青木理さんの連載記事『青木理の温泉という悦楽』を読んでみようと思ったのである。
【『週刊金曜日』第1454号】
本屋を出た私は、そのままいつものジャズ喫茶へ。
ジャズとコーヒーを味わいながら、お目当ての記事を読んでみる。
青木理さんが『サンデー毎日』や『月刊日本』に連載を持っているのは知っていたけれど、『週刊金曜日』にも書いていたとは知らなかった。
それも、政治ではなく、何と温泉に関する内容で、月に1回の連載だそうだ。
最新の第1454号に掲載されたそれは、連載第21回目にあたり、タイトルは『草津の歴史と記憶』。
青木さんの個人的な記憶では、草津温泉は、数年前に亡くなったお父さんと最後に訪れた湯処だったとか。
亡きお父さんの思い出をしみじみと書く一方で、青木さんは草津温泉の暗い歴史にも触れている。
草津の良泉は、かつてはハンセン病にも薬効があると宣伝され、明治期に多くの患者が湯治にやって来た。
いつしか温泉街の下手にある「湯之澤」という地域に、一時は約800人もの患者が集住した。
だが、1931年(昭和6年)に、国が制定したかの悪名高き旧「らい予防法」による隔離政策のために、患者たちは街外れの「栗生楽泉園(くりうらくせんえん)」に閉じ込められた。
しかもそこには、全国で唯一、「重監房」なるものが置かれ、全国各地の療養所で「反抗的」とされた患者たちが強制的に移送、収監され、戦後に廃止されるまで、23人もの患者が命を落としたのだという。
そんな草津の悲しい歴史を風化させないため(それはかつてこの園に入れられていた患者さんたちの願いである)に、2014年(平成26年)に国立「重監房資料館」が開設された。
重監房資料館ホームページ
https://www.nhdm.jp/sjpm/
さて、来年こそは良い年になればいいなあと思いながら、前述の解説本の表紙の霊夢や魔理沙や早苗の笑顔をながめつつ、今年最後(たぶん)のブログ更新を終えたいと思います。