批判の矛先を間違えるなかれ。 | じろう丸の徒然日記

じろう丸の徒然日記

私こと、じろう丸が、日常の出来事、思うことなどを、気まぐれに書き綴ります。

昨日で、今年一年の仕事が、すべて終了した。
一年間、朝5時5時半に起床して、7時7時半に出勤し、夕方の5時ごろまで働くという生活を続けていた。
今の私は、ちょっとした放心状態に近い。
もちろん、放心してばかりもいられない。神棚に納める神札(おふだ)を、新潟市内白山神社まで買いに行かなければいけない。
一応、注連縄鏡餅などは、昨日、会社からの帰りに購入しておいた。
 
他にもできれば今年のうちに片づけておきたい事柄がいくつかあって、心底からノンビリするにはまだ早い、といったところである。
もっとも、それらはそんなに困難なものではないので、今日明日中に片づけるつもりだ。
 
だが、ここにきて何とも気が滅入るニュースが飛び込んできた。
実はそれをこのブログに書こうかどうか、迷っている。
いや、書かねばなるまい。事実から目をそむけたくはないからだ。
とはいえ、それが今年最後のブログ記事になるか、来年最初の記事になるか、いずれにしても気が滅入ることではある。
せめて一年の最初最後ぐらい、明るい話題を書きたいと思ってはいるのだが。
 
そのニュースとは別に、前回の記事で辺野古の海への土砂投入のことを書いたら、こんなコメントがきた。
曰く、この工事の現場に自分がいて、かつ、手に兵器を持っていたなら、土砂を投入している奴ら(作業員)を撃ってもいいんじゃないかと思った、というのである。
さすがにこれは、感情的に過ぎる。それで私は、もう少し冷静になるようにとレスを返したのだが、この投稿者はさらにこんなことを書きこんできた。
要約すれば、民意を無視して土砂を投入するのが悪いことと知りながら、それに反対しない作業員も同罪だ。悪いことをしてまでその建設会社にいることはない、他にも会社はある、あるいは自分で起業するなど、他にも生き方はある‥‥。
 
はっきり言って、これはかなり危険な思想である。いろいろな点で間違っている。
いや、そもそも最初の投稿で、作業員を兵器で撃ってもいい(つまり殺してもいい)と言っている時点で、間違っていることは明白であるが。
まず、ある会社の従業員に対して、外部の人間「辞めろ」だの「転職しろ」などと要求する権利はない。
だいいち、転職起業をしたはいいが、収入が減ってしまったらどうするのか。家族を養わなければならない人にとっては、死活問題だろう。
したがって、転職起業なんて、そう簡単に踏み切れるものではないし、そんなことを外部の人間が要求したら、強要脅迫の罪に問われる。
 
強要脅迫だなんてそんな大袈裟な、と思う人もいるかもしれないが、この投稿者は最初のコメントで作業員を撃ってもいいのではないかと言っていたのである。
作業員にそのような言葉を投げかけ、恐怖心を与えた上で退職を要求したなら、まず間違いなく脅迫罪だろう。
 
たしかに、辺野古の海に土砂を投入しているニュース映像など見ていると、作業員を憎らしく思ってしまう気持ちは分かるが(告白すると、私にもそういう気持ちはある)、批判の矛先を間違えてはならない。
本当に悪いのは、民意を無視して基地建設の工事を再開した安倍政権である。
 
【ANNnewsCH】
「県民の民意を無視」沖縄・辺野古の海に土砂投入(18/12/14)

(この動画は削除される可能性があります。)
 
さて、次はいよいよ、例の気が滅入るニュースのことを書かねばなるまい。
ああ、気が滅入るなあ。