ムーチー | 南の島の日常

南の島の日常

日本の南、石垣島に住んでいます。
島での生活や行事、三人の子どものこと、自分の趣味のことなどを綴っています。

去った1月3日(旧暦12月8日)はムーチーの日でした。

この日はサンニン(月桃)の葉で包んだお餅を食べます。


ムーチーにちなんだ民話もあります。

この話、ちょっとヒワイな感じもするのですが、絵本もあります。

興味のある方は調べてね。


簡単なあらすじですが:昔、首里に兄と妹が住んでいました。

でも兄は人を食う鬼になってしまいました(←なぜ?)

兄が妹を訪ねて来たとき、妹は普通の餅と鉄でできた餅(え!?)を用意します。

兄に鉄の餅を渡し、妹は着物の裾をひろげて座り、餅を食べます。

鉄の餅が食べられない兄は、妹の下の口を見て、

「それは何か?」とたずねる。

妹は「上の口は餅を食べるため、下の口は鬼をたべるため」

と答える。

びっくりした兄は崖から落ちて死んでしまう。


これ、子供向けの絵本の題材にしては、ちょっと怖くない?

民話なので、もっと深い意味があるのかな?



我が家では特に何もしませんでしたが、友人からおもちをいただきました。

紫色なので、紅芋が入っているのでしょうか。


甘くておいしかったです。

手作りなので、その家によって、固さや味も違います。


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でも、このおもち、食べるのが難しい、、。

上手な人は手も汚さずにできますが、私は必ず手についてベトベトになってしまいます。



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右上矢印こんな風に食べます。


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月桃の花flower*

この葉で包んで蒸します。

独特の香りがします。




おもち大好きな出合正幸くん、こんなお餅食べたことあるかな?

(ないよね)