鎌倉バリアフリービーチは大迫力 千一 | 千一のブログ 寝たきり界の鎌倉殿 重度障害ある鎌倉市議のほぼ毎日更新

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28日、由比ヶ浜で鎌倉バリアフリービーチが開催され、僕の片腕・光くんが去年に引き続きボランティアとして参加しました。

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朝8時半すぎに由比ヶ浜海水浴に到着すると、もう100人以上のボランティアが集結しており、もう介助が始まっていた。

難病や重度障害で常時医療ケアや介護が必要な方々が、呼吸器を付けながら、あるいは全身を支えられながら、波に挑んでいった。

この日の湘南海岸は1.5mと比較的波は高く、重度障害者にとっては大自然の迫力満点だ。

ある者は波を頭から被りながら、ある者は塩水が口に入りしかめっ面をしながら楽しんでいた。
浜では緊張で泣いていた女の子も、波にのっているうちに、笑顔が出た時は、私も嬉しかった。

名近い重度の障害者が全身丸ごと波を被って海を満喫するイベントはないだろう。


障害者のいくつものレジャーイベントに参加してきたが、事故が命に直結する海水浴はまず避けられがちだ。近年の猛暑で野外企画自体が少なくなっている。

障害者50人もの海水浴企画を敢行のために、酒井太郎先生はじめ、医師や看護師、作業療法士、理学療法士、介護士などの専門家が、恐らく2〜30名はボランティアに加わってたのには驚かされる。

「海に入ったことがない」という障害者は多い。
酒井先生は「1年に一度しかないバリアフリービーチだが、障害や病気で海を諦めているような方が、この1日をきっかけに、また行ってみたいと思ってもらえたらいい」と語る。

階段や急坂があって車いすや歩行機では浜に下りられない海水浴場が多い中、由比ヶ浜ビーチは緩やかなスロープがあり、車いすで入れるトイレもある。
砂浜も1部だが車いすが砂に潜らないよう、海水浴場期間は板やシートが敷いてある。
モバイルチェア(水陸両用車いす)も、2台常備されている。

シティガイドボランティアのように、ビーチボランティアがおり、毎日が今回のようなバリアフリービーチだとよいと思う。

片付けが終わったのは、夕方5時半をまわっていたが、障害者も、ボランティアも私も日々荒波に揉まれる毎日だが、今日は楽しい1日だった。


シートを水辺まで敷いて、車いすが砂に潜らない


車輪も太く、浮かぶよう浮きが付いている
モバイルチェア(水陸両用車いす)


この後、もっと沖まで出ていった。
スマホ水没注意