千一のブログ 寝たきり界の鎌倉殿 重度障害ある鎌倉市議のほぼ毎日更新

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鎌倉市議会議会のE・T
皆様のお陰で議員6期連続23年当選中。
とうとう脳と内臓以外動かなくなってきましたが、
命ある最後の最後までやっていきます
当ブログ光記者の取材申込み、情報提供も歓迎です


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じろじろ見てよ
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じろじろ見てよ

9月23日は国連決議による国際手話デー「手話の日」。
世界中で様々な取り組みが行われていることでしょう。
【千 光】

鎌倉では大船観音が、シンプルカラーのブルーにライトアップされています。

ペレストリアンデッキから撮影

秋篠宮家の佳子様は、鳥取県で高校生による「手話パフォーマンス甲子園」に出席し、手話で挨拶されました。
手話には、身ぶり手振りを元とした伝統的な日本手話と、日本語を表す日本語手話とがありますが、
佳子様は両方の使い手。

日本手話を使ってきた年配のろう者にとって、その使用を禁じられた苦難の歴史があります。

佳子様の手話には単なるパフォーマンスでないメッセージを受け取ったろう者も多かったのではないでしょうか。



(河合さん提供写真)


感動的なホームコンサートだった。


1週間前に鎌倉市内の音楽家、河井こずえさんから短いメールをいただいた。

「シャンソン歌手の方を呼んで自宅ライブをやります。主人に聴かせてあげたくて企画しました。いらっしゃいませんか」。


22日、扇ケ谷の河井さん宅で、プロのシャンソン歌手上田淳子さんの〝ホームコンサート〟が開かれ、坂の上のご自宅を訪ねた。



正彦さんとこずえさん
=ご自宅のお部屋にて


ご主人正彦さん(84)は、沖電気工業の技術者、さらに沖データの社長として情報通信技術一筋に尽くしてこられた。



社長時代の正彦さん
(PC WATCHニュースより)


世界中を飛び回る忙しさのさ中63歳の時、正彦さんは脳溢血に見舞われる。右半身が不随に。


企業戦士から離れた正彦さんは、それでも杖を突きながら、第二の人生は大好きな CountryMusicと共に歩み始めた。

こずえさんらと共にk&kセブンスターズを結成。ボーカルを務めJazz in鎌倉のステージにも立った。

「評判がよかったんです」(こずえさん)。



正彦さんの部屋には、カントリースタイルでステージに立つ写真が飾られていた 


しかし、そんな正彦さんに再び病が襲う。心筋梗塞だ。

さらに昨夏には脳梗塞が追い討ちをかける。

三たびの命の危機に、医師は半ば諦めがかけていたという。


生死を彷徨う幾度の病を乗り越えてきた正彦さん。


今は自宅で訪問診療を受け、ヘルパーさんの助けを借りながらこずえさんが看護にあたる。

「どこまでどうなるかはわかりませんができるだけのことは、やろうと思っています」(こずえさん)。





圧巻のホームライブだった。

上田淳子さんはプロのシャンソン歌手でパリ祭の常連出演者。

正彦さんを「パパ」と慕う上田さんは、「パパは私のライブにも来てくれたし、私もパパのライブに何度も行ったんです。今日は癒されるような時間をお届けしたい」。





「鐘よ鳴れ」「サン・トワ・マミー」「チキチキバンバン」などを熱唱した。

目の前ので聴くシャンソンは大迫力。

車いす姿の正彦さんはじっくり聴き入った。



ピアノ 大島春生さん



ライブにもが進むにつれノッてきた正彦さんは、得意だったハーモニカのソロを披露した。

素晴らしいカントリー・ロードだった。





こずえさんはお手製のフルーツケーキを振る舞った


寄り添うように聴いていらしたお二人



鎌倉の街は耳を澄ませばピアノやバイオリンの音が聴こえてくるように文化、芸術が息づいている。

週末にはどこかで小さなの音楽会や展示会が開かれているような街だ。


文化芸術は人それぞれの苦しみや生活と共にある。 


いつも明るく元気なこずえさんのご自宅に伺って、文化芸術のその奥のずっと深いよさに触れたような気がした。


今回の取材にこずえさんは、どこまで明かすべきか、公表しようか悩まれたご様子があった。でも思いきって話して下さった。

書いた者の責任として私は、その重さも受け止めていかなければと思う。


【千 光】





オレンジに染まった大船観音=21日、大船駅前ペデストリアンデッキより撮影
 

1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで開かれた第10回国際アルツハイマー病国際会議。


会議初日のこの日、 アルツハイマー病などへ理解を高め、世界の患者と家族への支援行動を求め毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」とすることを宣言した。


以来世界ではこの日に合わせパレードやフォーラムなどが行動がされている。


鎌倉ではかまくら認知症ネットワーク(稲田秀樹代表)が呼びかけ、当事者や家族、支援者が認知症のシンボルカラーのオレンジにライトアップされた大船観音前に集まって交流した。


参加した城廻(しろめぐり)に脳神経外科を開業した女性医師は「うちに診察に来て初めて福祉に繋がった患者さんがいた。生まれ故郷の鎌倉のために何かしていきたい」と語った。


参加者はオレンジにライトアップされた観音様を背景に、「なんとかなる!」と声を合わせながら記念写真に収まった。



観音様がをバックに参加者は「なんとなる!」
=21日、大船駅西口ペデストリアンデッキにて(稲田様提供)


その後、当事者の方も一緒にルミネの居酒屋で大きなジョッキを傾け、懇親を深めた。


21日は全国で取り組みがされ、横浜ではマリンタワーやランドマークタワーがオレンジにライトアップされた。 


【千光記者】


https://www.townnews.co.jp/0101/2024/09/21/752235.html