千一のブログ 寝たきり界の鎌倉殿 重度障害ある鎌倉市議のほぼ毎日更新

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寝たきり界のトップランナー
皆様のお陰で議員6期連続23年当選中。
とうとう脳と内臓以外動かなくなってきましたが、
夢はますます熱く燃えています。
声が出せなくなる最後まで闘って参ります。


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じろじろ見てよ

今日24日付1面トップ


地元神奈川新聞の連載「差別の構造」が始まりました。

第1回の今日はSNS上の差別書き込みなどを取り上げました。


今年1月、金沢区で知的障害者のグループホームが、町内住民の反対に遭って開設を取りやめざるを得なくなった問題を真っ先に報じたのも神奈川新聞でした。



1月の神奈川新聞


僕は鎌倉市議会でこの問題を取り上げました。

また僕の片腕、光くんと共に「障害者差別反対」のプラカードを持って駅頭に立ちました。



光くんと大船の繁華街を行進


SNSの差別書き込みは「便所の落書き」ともいわれますが、これだけスマホが社会のインフラ化してきますと、その影響力は決して小さくありません。

今後の連載の行方に注目しています。



先週からお祭りラッシュの鎌倉ですが、光くんが第18回山ノ内八雲神社宵宮祭のお手伝いをしました。


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正午に集合し設営に取り掛かるという、まさに灼熱の中で宵宮祭の準備は始まったが、山ノ内の人たちには暑さは関係なかった。


テント設営から町内会館から炎天下を机やイスを運搬。ベテランのリードであっという間に、設営を完了させた。


私は焼き物の係を拝命。20年ぶり位に焼き鳥の台に向かったが、こちらも大ベテランの指導で、上手く焼けるようになった。


販売開始の3時には準備万端整った。


焼きそばも焼き鳥も完売。

お祭りの終了に合わせたかのように売り切れるという絶妙だった。



私はコロナ前はあちこちのお祭りに関わってきた。しかしこれほどに手伝いやすいお祭りはなかなかないので、大事な点を記す。


1、万全な熱中症対策

町内会館に冷房をガンガン効かせた控室を用意。これがあったから私は最後までお手伝いできた。


2、美味い焼きそば、美味い焼き鳥

貼り出したレシピに忠実に焼くよう指導してもらった


3、仕事の指示がしっかりしている

よくある船頭多くして…は一切なし。

優れたリーダー、サブリーダーがいた。


4、ベテランと中堅、若手、新入りが上手くやっている

超ベテランの怖そうなおやっさんが、私にも「ありがとうございます」と。だからみんなが付いてくのだろう。ベテランは一歩引き、若手に任せる雰囲気も感じた。


5、高校生ボランティアがよく働く

町内だけでなく鎌学の高校生が大勢手伝いにきていた。


最後に、この夏焼き鳥をやる読者のために、ふっくらした焼き鳥の焼き方を記録しておく。


タレ、塩ダレ共通

①焼き鳥はタレに数分漬けておく

②焼きは串を頻繁に回転させる

③串の棒を焼かないように

④軽く焼きめがついたら、ハサミで3〜4か所切れ目を入れる

⑤もう一度タレに入れる

⑥さらに焼く 特にタレは焦げるので頻繁に回転さすこと

⑦スプレーで酒をふりかける

⑧アルコールを飛ばして、出来上がり



会場は北鎌倉駅前すぐ、古民家ミュージアム隣の駐車場



奥がタレ、手前が塩ダレ
皆さん暑い中、頑張った。

超満員の人盛り

最後は花火も上がった。

バラシ、片付けは9時過ぎとなりました。
皆様、お疲れ様でした。

大木が倒れそう…  崖が崩れてきたら…
いくつか相談を受けてきましたが、そのうちの一つがようやく解決しそうです。

僕の片腕、光くんがレポートします

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〝大動脈〟新佐助トンネル 崩落防止工事8月中完成へ 景観にも配慮




緑化のため植生シートで覆われた新佐助トンネル上部 =13日


昨年6月、大雨の後の新佐助トンネル出口の上部で起きたがけ崩れの対策工事がようやく完了する。


新佐助トンネルは、鎌倉市街地と常盤、梶原、深沢地区を結ぶ市役所通りに位置し、住民にとって生活の大動脈だ。

それだけに、市は少なくとも5000万円近くの工費を投入したとみられる。

現場は急傾斜のうえ、民家民有地にも隣接。
すぐ下には車や歩行者か行き交うという難工事は、応急処置と検討期間も含め1年以上もかかったことになる。

注目したいのは擁壁だ。
よく見かけるコンクリートむき出しの擁壁化ではなく、鎌倉らしく景観にも配慮。全体を植生マットが覆う。
これからネットを被せマットを抑えるという。

工事関係者によると、8月中には工事を完了させるとのこと。
緑に覆われ再生するがけの姿が楽しみだ。


小石がバラバラきたら
それはがけ崩れの前兆


岩盤がむき出しになった新佐助トンネル上部 =昨年6月


近くの住民の方から少し気になるお話を耳にした。
「時々がけの小石が落ちてくるので、市にフェンスを立ててもらっていた。がけ崩れの1週間前から実はパラパラときていた。あのフェンスががけ崩れの土砂を受け止めた。」
という。

がけ崩れは白昼に起きた。フェンスがなかったらと思うとゾッとする。

小石がパラパラときたら危険信号だ。すぐに市役所、緊急時は消防に連絡して欲しい。


市役所通りには、樹木に覆われた似たようなトンネルが他に2本。市内には至る所に危険ながけ地がある。

いつ倒れるかもわからない危険木は年々ひょろひょろと巨大化する。
風雨にさらされ続けるがけ地は、知らぬ間に限界を迎えていく。

鎌倉は大変な問題を抱えている。


発生当時のブログ記事