鎌倉合唱連盟の創立60周年を迎えました。おめでとうございます。
記念演奏会が9日、鎌倉芸術館で開かれ光くんがお伺いしました。
鎌倉合唱連盟(佐藤ゆり理事長)は1965年に京浜女子大学(現鎌倉女子大学)教授で合唱界の第一人者であられた蓑田良子先生らのご尽力により設立され、以来市民合唱祭や定期演奏会を続けてきた歴史ある合唱連盟だ。
今年の定期演奏会は「創立60周年記念」と銘打って市内の19合唱団、幼児から90代まで481人がハーモニーを響かせた。
圧巻だったのは、第二部の60周年記念演奏。
西鎌倉混成コーラスをはじめ、各合唱団の有志メンバーからなる総勢130名の大合唱団とが鎌倉交響楽団が3曲をコラボ。
ヴィヴァルディの「グローリアRV589」と、
昨年天に召された児島百合名誉理事長への感謝を込めたというモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」では、会場を荘厳な雰囲気に包みこんだ。
最後の「ハレルヤ」はフィナーレを飾るにピッタリの力強い歌声。
合唱団にとってコロナ禍は、合唱を否定されたかのような理不尽な4年間だったろう。
仲間が歌声から相次いで去り、連盟傘下のいくつもの合唱団が解散に追い込まれていった。
「ハレルヤ」の天をつくような歌声が、そんな鬱々としたものを吹き飛ばす鎌倉の合唱運動の高らかなファンファーように聴こえた。