鎌倉市立御成中学校(通称成中)は僕の家の地元中の地元の学校です。
3月12日に第75回卒業式にご招待をいただき、雨模様でしたが丘の上の成中にて、在校生2年生の皆様、大勢の皆様と、4年ぶりにご卒業の門出をお祝いすることができました。
10組は2名の方がご卒業されました。
ご卒業本当におめでとうございます。
また、30日には成中吹奏楽部第34回定期演奏会が芸術館で開かれ、僕の長年のボランティア光くんが出席しました。
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〝信響〟「自分を信じ、仲間を信じ、お客様の心に響く音楽を奏でる」。部員みんなで立てたという今年度の目標を体現するような成中吹奏楽部のステージだった。
第1部は、アンサンブル。
わらべうた「かごめかごめ」「夕焼け小焼け」「七つの子」にて開演、パガニーニの「24の奇想曲」変奏曲、そして金管四重奏、ディズニーメロディーと続いた。
第2部は、成中定期演奏会恒例になった「マーチ・ザ・ナイン」(OB小長谷宗一先生作曲)の力強いファンファーレで幕を開け、「秘儀Ⅱ 7声部の管楽オーケストラと打楽器奏者のための」では一転、パーカッション奏者二人が打ち鳴らす金属打楽器、膜質打楽器の不思議な旋律は、コンサート初心者を惹きつけた。
そして、お馴染み「新世紀エヴァンゲリオンの主題歌」はカラオケを楽しく歌った時のことを、「もののけひ姫」は、映画のシーンを思い起こさせた。
曲の間に部員のMCが入るのだか、「もののけ姫では、雨の中の対決シーンが私は一番好き。雨といえばあの曲です」と、歌謡曲「雨の慕情」のイントロが流れ、舞台脇のドアから部員がスポットライトを浴びながら登場。振り付け入りの八代亜紀さんの熱唱は微笑ましかった。
そして第3部は、OBOGらが加わりステージからはみ出さんばかりの大編成のスペシャルバンド。
「きらめく海のマーチ」「吹奏楽部のための風の舞」「We Are Confidence Man」「ジェラシックパーク」。さらに「石川県民の歌」。
中学時代の思い出は何歳になっても不変。後輩と一緒に演奏出来るなんて、どんなに幸せなことだろうかと、筆者は羨ましく鑑賞させていただいた。
顧問で指揮者の久村(くむら)直史先生は、今年度で成中を去る。
定期演奏会は3年生の卒業コンサートでもあるが、今回は久村先生の成中卒業式でもあった。
アンコール曲は、成中定期演奏会お馴染みの「宝島」。Jazzyな楽曲に会場は手拍子のドラムいっぱいに包まれ、3年生と久村先生を送り出した。
パンフレットに掲載された久村先生の挨拶に大切なことが、書かれてあるので、一部を引用させていただく。
「新型コロナのパンデミックは、私達の生活にも大きな爪痕を残しました。学校では、授業の停止、数々の行事の中止。卒業式の縮小。修学旅行もできませんでした。部活動では練習はもちろん演奏活動・発表の場を失いました。(略)
しかしコツコツ練習してきたことが実り、「かながわ新人コンクール」で予選を勝ち抜き首都圏大会の出場権を得た時も、「バスで移動し他人との接触はないので行かせてほしい」とお願いしましたが、「1時間以上の移動は認められない」と拒絶されたときは絶望感を感じました。
私も今年度で御成中学校を卒業します。特に吹奏楽部の子どもたちには感謝の言葉しかありません。」
この4年間、子どもたちから、楽しみや学びの場を奪ってきたことを忘れてはならない。
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