人口17万人の鎌倉市に年間1196万人もの人が観光に訪れています。
鎌倉市といってもほとんどの観光客はは、面積にして市内の海側4分の1、鎌倉地区に集中します。
八幡宮と大仏様を結ぶあたりの休日のラッシュは歩くのも大変、車椅子や白杖をついての移動は危険です。
弱者にとって大切な足である路線バスも渋滞してなかなか来ません。
人口が休日だけ何十倍、何百倍にもなるそんな時に、地震や火事があったらどうなるのでしょう。
5日に鎌倉バリアフリー研究会が開かれましたが、公衆トイレが足りないのは勿論、その案内標識でさえないと指摘がありました。
一方、この夏は7月から余りにも暑すぎて海水浴客がまばらだったところに、頼みのお盆休みに台風の襲来と、特に海岸で営業する方々にとっては大打撃だそうです。
鎌倉は全国から海外からも大勢の方がやってくる人気スポットですが、宿泊は横浜や東京でされる方が多いようです。
つまり、日本の重要な観光資源として経済に大きく貢献しています。
オーバーツーリズム対策は、小さな鎌倉市だけでなく国にも支援を求めていく必要があります。
(光)