嬉しいことが、ありました
今日の投稿は、ゆっきんがお世話になっている
ワンダフル幼稚園の園長先生に贈ります
園長先生、嬉しいことがありました
「園児1人の喜びは
ばら組全員で、喜び合っています
ばら組は、鉄棒の前まわりが
全員、できるのです」
最後の保育参観日の懇談会
担任の先生が、父兄ひとり一人の目を見て言いました
園長先生、実はね
うちの娘、こんな事を言い出したことがあったのです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「もう幼稚園、行きたくない!!」
ギャーギャー泣きだし、時間に追われている朝から
さらに大ピンチに追い詰められました
だからこそ、これは大きなチャンスと思い
覚悟を決め
追われている仕事と時間を手放し、
すぐに娘と向き合ったのです
すると・・・
「てつぼうの前まわりが、クラスでわたしだけできない」
ギュッと抱きしめ、娘の髪をなでながら考えました
みんなが1年前に出来たことを、
早生まれの子は、今何度も挑戦しています
悔しい思いも、
みんなにどんどん追い越されて焦る思いも、
寂しい思いも・・・
全部受け止めてあげたい!
そう思ったのです
その日から、仕事が終わると
公園へ娘と通いました
群馬は空っ風が強いから、冬の公園で握る鉄棒は
氷のようでした
何日も何日も、通いました
小さな手は、氷のようでした
その手は、雪解けの春を願ったのです
「幼稚園、行きたくない!!」
練習しても報われぬ苛立ちから、
娘の登園拒否は、エスカレートしていきました
こんな時、園長先生ならどうしますか?
これには危機感を抱き、私は担任の先生に相談しました
その日の連絡帳は、数ページにわたり
先生からの応援メッセージがびっしりと、書かれていました
「先生はね、ゆっきんが鉄棒をがんばって練習していることが、とっても嬉しいよ!」
担任の先生のサポートもあり、
園と家庭での鉄棒練習は、続いていきました
【親がどんな応援をしたら、本人のやる気が持続するのか】
そのことに集中して、支えていく毎日でした
♪RRRRRRRRR・・・♪
担任の先生からの電話
幼稚園に行きたがらなくなってからの電話は、正直少し緊張しました
すると・・・
「市川さん!出来ました!前まわり、今日できました!!」
外遊びの時間、いつものように
先生は、娘の鉄棒特訓をしてくださっていたそうです
鉄棒を真剣に見つめ
腕にグッと力を入れて
精一杯、ジャンプしました
「やったああああああああああああああああああ!!!」
顔を真っ赤にして、ぐるっと回ると
ゆっきんの小さな肩は、震えて
嬉しくて、
嬉しくて、泣いていたそうです
先生も、もらい泣きしながら
クラスのお友達みんなで、喜んだとのご報告でした
「娘は、先生に出会えて幸せです
今日までお支え下さって、本当にありがとうございました」
ボーボー泣いているのが恥ずかしくて、
わざと明るい声で話しましたが
多分、バレていたと思います(笑)
だけど、沢山の学びを得られた
貴重な経験でした
(この子は、どうすれば伸びるだろうか)
この答えは、1つではありません
その子によって全然違うから
育児本には書いていない答えも、あるのでしょう
毛深い家の春は、ゆっきんが届けてくれました
その春は、
担任の先生の愛情あってのことです
園長先生、これからも親子共々
宜しくお願い致します
娘は今朝も、嬉しそうに幼稚園バスに
飛び乗って行きました
早生まれを、楽しもう!