
「ばかやろうーーーーーーーーーーーーー!!」
人妻、湯船で怒鳴ったよ
理由は、将軍様(馬鹿息子8歳)が
お友達の家にお邪魔した際に
「他の友達が挨拶をしなかったから」という理由で
あがっても
「お邪魔します」と言えず
お菓子を頂いても
「ありがとうございます、いただきます」を
言わなかったと、
その日の夜、打ち明けてくれたので
「今から謝りに行くぞ、出ろ」と
湯船から立ち上がった、人妻
将軍様の目を見て、こう質問した
「お前は友達に何も言われず、勝手に家にあがられたら
どんな気持ちになる?」
将軍:「・・・嫌な気持ち」
さらに10センチ近づいて、こう質問した
「お前があげたお菓子を、友達が何も言わずに食べたら
どんな気持ちになる??」
将軍:「悲しくな・・・る」
「だったら、なぜあいさつをしない!!」
大声で叱り、頭を叩いた
風呂からすぐに出て、
支度をして、
子どもたちと車に飛び乗った
電光掲示板を見ると、気温がマイナス1度だった
お友達の家へ行くと
その子のお母さんがビックリした顔で、玄関に出てきた
「お休みのところをすみません
息子がとんだご無礼を致しまして
お詫びに参りました
友達みんなが何も言わなかったからと言って
人様の家へあがっても、挨拶を怠り
おやつを頂いておきながらも
同じ理由で、お礼も言わない・・・
今、本人からそれを聞きお詫びに伺った次第です」
吐く息が、真っ白だった
人妻、悔しくて
目に力が入った
「この子たちが幼い頃から、挨拶について
そして礼儀について
厳しく指導してきたつもりでしたが
○○さんに不快な思いをさせてしまい、
本当に申し訳ございません」
悲しくて、目に涙があふれた
「いま一度、初心に立ち返り
親子共に一人前になれる様
頑張ろうと思いますので、
万が一また同じ事をしたら、
息子をお宅に、どうかあがらせず
帰してやってください」
本人も一緒に、頭をさげていた
帰りの車を運転中、
彼が2歳の頃を思い出した
託児所の先生に挨拶をしないで
夢中で絵本コーナーへ行ってしまった、将軍様
彼を追いかけ、真剣な顔でこう言った
「さようならって言わなかったら、
先生、どんな気持ち??」
2歳将軍:「いや!!」
人妻、笑顔でこう言った
「そうだよね、じゃあどうする??」
私の手を握り、もう一度
先生のところへ行き
彼は、あいさつをした
あの時、ぎゅって抱きしめたことは
今でも覚えている
8歳の今も抱きしめて、こう言った
「今日のことを絶対に忘れちゃダメだよ」
今日は節分ですね♪
あなたは何の、鬼ですか??
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