こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、前回では思考1つで自律神経を整える方法をお教えしましたが、改めて自律神経の働きについて 言及して行きたいと思います。
なぜならば、自律神経の働きは脳と同じぐらい重要だからです。
そう。私たちの体は、一見 脳が全てをコントロールしているように思われがちですが、実は、自律神経も健康維持、生命維持の働きをしているのです。
もしあなたが自律神経失調症など、自律神経のバランスを崩しているならば、改善させる上で、自律神経の働きを知っておくことは とても大切なので、お読み頂くことをお勧め致します。
たとえば“呼吸”。
人間は、息をしないと生きていけませんが、実は、起きている時も、寝ている時も、意識、無意識関係なく、自律神経の働きのお蔭で 呼吸をすることが出来ているのです。
また、私たちが暑い時に汗を書いて、汗が蒸発する際に体の熱を奪う。そうやって体温を調節している。
あるいは、寒い時期には体をブルブル震わせて体温を上げようとする。
そのように、体温を一定に保つようにしているのも、自律神経のお蔭なのです。
環境の変化に体が対応できるよう、自律神経がコントロールしているんですね。
●血液の流れ、呼吸、消化吸収、排泄、免疫、代謝、内分泌
これらは全て、自律神経がコントロールしており、環境の変化に合わせて調整しています。
このように、自律神経の働きは、私たちの健康を、生命を維持してくれている非常に大切なシステムであり、脳と同じぐらい重要な役割を担っているんですね。
自律神経は、血流をコントロールしている。
先ほど、自律神経の働きの1つに、血流をコントロールしている。とお伝えしました。
自律神経には交感神経と、副交感神経があり、
- 交感神経が優位になると、血管は収縮し 血液の流れが低下する。
- 副交感神経が優位になると、血管は拡張し 血液の流れがスムーズになる。
実は、この血液の流れのコントロールは、生命維持には非常に重要になってくるんですね。
というのも、私たちの体は約60兆個の細胞の集合体と言われています。
そして、これら細胞の1つ1つがきちんと機能しているか、いないかによって、健康にも大きく影響してきます。
この、細胞を機能させるためには、栄養と酸素が必要になります。
これら栄養と酸素を、人間は呼吸と食事によって体内に取り込み、酸素は肺で。栄養は腸で吸収され、血液に取り込まれ 全ての細胞に運ばれていきます。
そして、細胞に十分な栄養と酸素が行きわたることで、細胞もきちんと機能します。
また、自律神経の働きにの1つ、血流にはもう1つ大切なことがあります。
それが “免疫” です。
異物が侵入してきたとき、それをやっつけるのが免疫細胞であり、それらの働きによって 私たちは、健康を維持することができています。
その免疫細胞も、血流によって運ばれてくるんですね。
- 血液の流れが悪い → 細胞の機能が低下し 免疫力も低下する。
- 血液の流れが良い → 細胞が十分機能し 免疫力も向上する。
このように、血液の流れは私たちの健康を、生命を維持する上で非常に大切な役割を担っているのです。
自律神経の働きは、これほど重要な役割を担っているのですから、自律神経のバランスが乱れた時、免疫力が低下し 病気になりやすい。
あるいは、病院の検査では分からない心身の不調が現れる。
逆に、自律神経のバランスが良い時には、免疫力も高く病気になりにくい。とても良い状態になる。
ということが、お分かり頂けたのではないでしょうか?
ということで、自律神経の働きについて言及いたしましたが、以下の動画では、その自律神経の働きを ご自宅で整える方法を公開していますので、ぜひお試し下さい。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
それでは、最後までお読み下さり ありがとうございました。
>> 前回の記事「 思考1つで自律神経を整える方法 」
金本 博明