こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、前回では自律神経を整える方法の1つとして、ネガティブ感情は自律神経のみだれを招く。そのため、ネガティブ感情からプラス感情に変えることが大切であること。
また、そのプラス感情に変える方法についてもお伝えしました。
もう1つ、自律神経を整える方法(思考編)をお教えしたいと思います。
もしあなたが、以下のような感情に囚われやすい傾向にあるならば、今回の内容は非常に役立つはずです。
- こんなはずじゃなかったのに!
- あの時、こうしておけば良かった、ああしておけば良かった…
- こんな辛い目にあっているのは、あの人のせいだ!
- あの人さえいなければ、もっと上手くやれるのに!幸せになれるのに!
- 別れた人のことが、なかなか忘れられないで 引きずっている…
- 次に失敗したらどうしよう…
…などなど。
というのも、このような悔いや妬み、恨み、怒り、不安、恐れなどの感情は、前回もお伝えしたように、自律神経の乱れを招くからです。
しかし、逆に、これらの負の感情を捨て去ることで、一気に自律神経を整えることが可能になります。
それでは今から、自律神経を整える方法をお伝えして行きましょう!
思考1つで自律神経を整える方法とは?
まず、今回の自律神経を整える方法は、前述の通り、負の感情はあなたの自律神経のバランスを乱す原因にもなります。
そのため、それらの負の感情を手放すことが肝(キモ)になってきます。
私も含め、多くの人は負の感情をなかなか手放すことが出来ません。
それは、「 あきらめきれていない 」 ため 手放すことが出来ていないのです。
「 あきらめる 」 というと、なんだか途中で挫折したり、投げ出してしまうようなイメージがありますが、“手放す” という表現がシックリくるように思います。
たとえば、「 あの時、こうしておけば良かった、ああしておけば良かった… 」 という場合は、こうしておけば良かった。ということに気づくことが出来ているんですよね。
であるならば、その失敗を、その気づきを 次に活かせば良いだけなのです。
失敗から学び、次に活かせば良いだけなのです。
人は何かあると、マイナスな方向にばかり考えてしまいガチですが、マイナスなこと、ネガティブ感情が芽生た時こそ、プラスに物事を考えるチャンスでもあるのです。
「 次に失敗したらどうしよう… 」
というのも同じですよね。完璧な人間はいないように、失敗しない人間なんていません。
大切なのは、その失敗から学び、気づき、対策を練って次に活かすことです。
これらは、どんな問題解決にも通じる法則でもあり、失敗から学び、気づき、対策を練ることで どうすれば良いか? が、つまり 未来が見えてきます。
あとは、前に向かって進んでいくだけです。
そのように、物事を明らかにしていくことで、ネガティブ感情を手放すことができ、自律神経のバランスが安定していきます。
私どもでは、主に身体から自律神経を整える方法をお伝えしていますが、このような思考からも、自律神経を整えることも可能です。
なぜならば、心と体はつながっているからです。
手放すことができずにいると、負の感情に苛まれることになります。
反対に、手放すことを諦めきれずに 頑張り続けていると、頑張れば頑張るほどそれに比例して、怒りや不安、緊張などが続き、自律神経のバランスも乱れ、交感神経が優位な状態が続き、心身の不調が現れてしまいます。
また、悔んだり、妬んだり、嘆いたり、悲しんだりした状態が長く続いても、自律神経のバランスは乱れてしまいます。
自律神経のバランスが乱れる。ということは、抵抗力も落ちるため、病気になりやすくなってしまうんですね。
負の感情を手放すことが、自律神経を整える方法でもあるのです。
「 相手はコントロールすることは出来ません。」
私たちは、コントロールできないものに対して、妬んだり、悔んだり、恨んだりしてしまいガチです。
相手はコントロールできないし、相手の価値観を変えることは出来ません。
そのことを認め、受けれた上で、更に、妬んでいる自分、恨んでいる自分、悲しんでいる自分を認め、受け入れてあげて下さい。
人間ですから、誰でも妬み、恨み、嫉妬、怒り、不安など負の感情は抱きます。
しかし、「 これらの感情はあってもいいんだ。これが自分なんだ。」 と認め、受け入れてあげることが、負の感情を手放すことが出来る第一歩になります。
また、それが、自律神経を整える方法にも繋がります。
ですから、まずは、それらの負の感情を認め、受け入れ、自分自身を責めるのではなく、褒めてあげていくことが第一歩だと思います。
そして、それらの負の感情を徐々に手放すことが出来るようになった時、自律神経も整い、心身の不調もおのずと改善されてくるはずです。
以上、思考1つで自律神経を整える方法についてお伝えしました。
それでは、最後までお読み下さり ありがとうございました。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
>> 前回の記事「 ネガティブ感情は自律神経のみだれを招く! 」
金本 博明