ジーラのブログ -12ページ目

本日の我が家の温度は31℃。

昨日は、33℃。

昔、娘ちゃんが小学校の1、2年の時の夏もなかなか終わらず、

後2、3日で夏休みも終わるという頃、

「暑い、暑い、如何してこんなに暑いんだぁ。」と連発しながら、

うだるお部屋の中に、わざわざ熱風を排出しながら、掃除機をかけていましたら,

ひょいと顔を出した拭き掃除係の小さな娘ちゃんが、

汗を光らせながら言った駄洒落が、「残暑ざんしょ。」

明日は9月。少しは涼しくなるのかなぁ。



我が空中庭園の赤いつる薔薇。

ハートの女王様の庭に咲く薔薇のような見事な赤。

トランプの兵隊さんが必死に塗り上げた赤い薔薇のようだと

ジーラさんはアリス気分で、薔薇に見惚れながら何時も思うのです。

それ程、由緒正しそうな薔薇なのに、これが至って丈夫。

虫や病気に強いのは序の口、極め付けはベランダで越冬。

そうして、多産系、年に二度、小振りな赤い花をつけます。

恒例、薔薇の花摘み。

ベランダ園芸のマナー。

散る前に、薔薇をハサミでチョッキン。

成り切り、ブルガリアの花摘み娘。

ジーラさん、脳内コスプレ、まとうは、ブルガリアの民族衣装。

そんな気分を吹き飛ばす、娘ちゃんの声。

「ジラちゃん、薔薇の薬って知ってる?」

「ローズオイルの事?」

「たぶんそうだと思う。

ラジオで言ってたけど、旦那さんの加齢臭対策に、それを飲ませてたんだって、

それが、ある日、寝ている旦那さんから微かな薔薇の匂いが漂ってきたんだって。」

「エー、うっそ、あれ効くの?

きったない旦那ちゃんから、薔薇の香りって、すごくショックだよ。

だったら家は、まず、娘ちゃんとジーラさんが試そう。成功したら旦那ちゃんには、

安いローズオイルを飲まそう。」

「フフフ、悪よのー。」

あれから一ヶ月。

「娘ちゃん、ジーラさんから微かな薔薇の香りただよってる?」

「全然」

「ねぇ、娘ちゃんジーラさんこの前、田舎沢庵、三日食べ続けたら、

もうジーラさんの体に、沢庵の匂いがまとわり付いてたよ。

ニンニク食べたって、ジーラさん直ぐニンニク娘だよ。

なのに何故に薔薇の香りはしないんだろう。」

「ジラちゃん綺麗そうにしてるけど、

実は、体が下品なんだよ。加齢臭も旦那ちゃんを超えてたりして。」

そんな訳で、ジーラさんはもう、ローズオイルを飲むのをやめました。

ラジオの旦那さんにも負け、自信喪失です。

だけど、薔薇の香りのため息、一度ついてみたかったなぁ。

この夏、インドアだった?アウトドアだった? ブログネタ:この夏、インドアだった?アウトドアだった? 参加中
本文はここから

言わずと知れた引き篭もり主婦のジーラさんは、もちろんインドア派。
嘗て、お家でぐうたら暮らしていたジーラさんに娘ちゃんが、
「ジラちゃん、家に居るだけなのに、如何して黒豆みたいに黒光りしているの」
「黒光りって娘ちゃん、年だからくすんでるんだと思う。」
「違うよ。趣味はテニスですって感じの日焼け肌だよ。」
「何処にも行かないのに日に焼けるって、不可解な。」
謎を解かなくては、今に夏の野球少年の様になってしまう。
うーんと考え、解った。謎は解けた。
居間の、大きめのあの窓が元凶だ。
早速、目指せ女優の白い肌大作戦を決行。
家族総動員で、窓拭きをし、紫外線防止フィルムをガラスにペッタリ貼り。
これで、野球少年は免れたと一安心。
なのに今年のジーラさんは、やっぱり黒い。
あの、魔の一日が無ければ、日陰で育ったもやしのようでいられたのに。
ジーラさんと違って、母たんは、アウトドア派。
母たんの気晴らしに、二人で海に出掛けたのが運の尽き。
「良かった、そんなに焼けなかった。」
「でもジラちゃん、ビタミンCは、ちゃんと飲んだほうが良いよ。」
娘ちゃんの忠告もいい加減。お肌のお手入れもいい加減。
だけど、年を取ったおばさんの日焼けというものは、
じんぐり、じんぐり、時間をかけてやって来るものだったのです。
日を追う毎に、微かに、気付かないほどに黒さが増し、
一ヶ月もたった今は、日焼けにしみとしわのおまけまで付いて、打つ手無し。
それでもジーラさん、諦めずに涙ぐましい努力。
ビタミンBに、ビタミンC、ついでにEもじゃ面倒なので、マルチビタミンを購入。
毎日化粧水でパタパタ。
インドア派のジーラさんのアンバランスな日焼け肌。
いつ治る事やら。

娘ちゃんは夢を見ました。

商店街のくじ引き場のようなところでくじを引くと、白い玉が転げてきました。

「死びとに会えるって、まじっすか」

「はい。時間制限が有りますけど、本人です。本物ですから。」

「こんなさらしで、本当に大丈夫なんだろうね。」

くじ引き場の裏の部屋から、父の声が聞えて来て、

「大丈夫です。時間までなら充分持ちます。」

どうやら、亡くなって、けっこう経ってるから、父は形が無いらしくって、

さらしで形を作ってるらしいんだ。

娘ちゃんが、わくわく待っていると、はっぴを着たくじ引き場の人が、

「あっ、もう一度注意しておきますけど、時間制限が有りますから、

それに、皆さん勘違いされて、一緒に帰ろうと無理を言って、

大騒ぎされますけど、無理ですから。」

「はい」

「それから、あなたの知っている時より、少し細くなってると思いますけど

驚かないで下さいね。」

「ヤア、娘ちゃん」

白い着物を着た笑顔の父が、隣の部屋からやって来たけど、

父は、何時もの父で、同じ太さだったと娘ちゃん。

「久しぶりに父と会って、娘ちゃん、何話したの。」

「普通だよ、何時ものような父と娘ちゃんのお話。本当に普通なんだ。

普通だから娘ちゃん、御多分に洩れず、一緒に帰ろって、

わーわー、泣いちゃって、泣いてるうちに目が覚めちゃった。」

「父は、最後に、大事な事を言ってたような気がするんだけど、

娘ちゃん、忘れちゃった。思い出せないの。」

遠い目をして、暫く考えていた娘ちゃんが、やがてきっぱり言うには、

「あれは、夢じゃない。その後見た父の夢と全然違ってた。

きっとそんな所が本当に在るんだよ。そこに行った人も沢山いると思う。

何時か、ジラちゃんも行けるよ。」

「どうやったら、そんな不思議なところに行けるんだろう。」

「五円玉が降ってきた時に,神社に奉納したら、きっとそれがチケットになるんだ。」

今年のお盆のお墓参り、出掛ける朝に、母たんから、、

腰が痛くて、出掛けられないと

朝もはよから電話がかかって来たから、さあ、大変。

緊急家族会議の結果、

ジーラさんと旦那ちゃんは、母たんを病院へ。

娘ちゃんとチワワさんは、父の所へ。

娘ちゃんは、大層な荷物と鞄に入ったチワワさんを両手に下げて、

猛暑にも怯まず、父の待つお墓へ出掛けて行ったのです。

その夜語られた、娘ちゃんの武勇伝。

往きの汽車は満員。けちだけど大荷物の娘ちゃん。

観念して、指定席に乗る事にしたのですけど、空席なし。

「だけど、車掌さんが親切で、すごくついてた。

わざわざ戻ってきてくれて、1つだけ空いてた席に、座らせてくれた。」

「アー、妊婦さんに間違えられたんだよ、娘ちゃん。」

「ふん、荷物がひどいからです。だけど、今の指定席、700円でゆったり座れて、

気持ちが良いから、ジラちゃんも今度乗ったら良いよ。」

そんな大荷物の娘ちゃんは、頭の中が食で出来てるばっかりに、

荷物の限界を無視し、ケーキを買って、コンビ二に寄って

行くところ、行くところで、「大丈夫ですか」と声を掛けられながら、

何とか、玉砂利が焼けて暑さで空気が揺らいでる、

炎天下のお墓にたどり着いたのです。

敷物を敷いて、チワワさんのトイレを用意して、

チワワさんのウンチ位の七つのカラスの糞をお墓から剥がし、

お墓を磨いて、お花を飾って、

ロウソクを灯して、お線香に火を付け、火傷して、

タバコの火が付かないので、娘ちゃんの初体験、

タバコをスパーとふかし、くらっときたので、てっきり熱中症と思った娘ちゃん、

急いで水分補給、ペットボトルを出す間を惜しんで、目の前の父のビールの残りを、

クイッとやって、フーと一息ついたのです。

「素早い対処で助かったけど、危ないとこだった。」

「ひどいね。娘ちゃんのする事。

ビールって、アホでつか。、本当の熱中症だったら終わってたよ。

ところで、お坊さんは?お坊さん雇ってくてた?」

「頼んだよ、まさか、お盆に自前のお経で我慢してもらうわけにいかないでしょう。」

その後、娘ちゃんは周囲の視線も気にせず、一人宴会を開いて、

スイカを食べ、ケーキを食べ、お茶を飲み。

いよいよ帰り支度を始めた時に,振ってきた5円玉。不思議な5円玉。

何処から落ちてきたのか、心当たりを調べても、

お財布が出ているわけでなし、鞄が倒れたわけでもなし。

探索をしている途中で、頭に浮かんだのは、父と初詣に何時も行っていた神社。

懐かしい気持ちになって、急ぎ荷物をまとめ、

猛暑の、暑さも何の其の5円の奉納に神社に向かったわけです。

「何だか、父も一緒にいるみたいな気がした。」

その晩、お盆に見た夢が、

なんとも不思議な夢体験。

期日前選挙を致しました。

理由は不真面目にも、バーゲン疲れ。

これは、内緒の内緒。

選挙葉書の理由欄のその他のカッコ内に入る本当の理由です。

やっぱりお休みは、家でのんびりしたいと、怠け者二人の意見が一致。

散歩がてらに、チワワさんを鞄につめ、バーゲン疲れの足を駆使して、いざ選挙へ。

道すがら、バーゲンには、遣ってはいけない2つの禁が有ると、

娘ちゃんが偉そうに熱弁を、振うのです。

1つは、バーゲンのプロパ買い。

もう1つは、季節外れのバーゲン品を買う事。

「ジラちゃん、最初の禁を破ちゃって。要するに、バーゲンの敗者だね。」

何をオッシャルか、娘ちゃん。

この、バーゲンの大先輩に向かって、猪口才な口を。

嘗て、バーゲンの女王の名をほしいままにしていたジーラさんに対して

なんと言う雑言。
若かりし頃のジーラさん。娘ちゃんを背中におぶり、一週間連日バーゲン巡り。

第一弾お値下げは、市場調査。

第二段お値下げは、ジーラさんの出番。

第三弾お値下げは、一見蚤の市。だけど探せば出てくる宝物。

やがて終わるジーラさんのバーゲン狂乱週間。

名付けて、半期に一度のバーゲンダイエット。

2,3kやつれて、ぐったりしているジーラさんに、旦那ちゃんが言う事は、

「ジラ、お前、ボーナス向いてないんじゃないか、

ジラの体のために、ボーナスやらないほうが良いんじゃないかなぁ」

それ程、若かりし頃のジーラさんは、バーゲンに全精力を注ぎ、

バーゲンと真っ向の真剣勝負をして来たのです。

なのに、現役小娘の娘ちゃんから敗者の烙印。

考えるに、秋もののスカートに目が眩んで、買ってしまったジーラさんは、

何という体たらく。

年のせいかなぁ、腑抜けたわぁ。

「だけど、娘ちゃんだってバーゲンの戦利品、鞄とカーデだけだよ。」

「娘ちゃん、年のせいか疲れちゃって」

「じゃぁ、娘ちゃんも敗者だ」

「まぁ、そんなとこだね。」

バーゲンは体力こそが最大の武器。

体力が武器なら、若さは盾。

夕日の中で、自前バーゲン論で、燃えて、燃えすぎバーゲン隠居のジーラさん。

今期の娘ちゃんのバーゲン分析は、

不景気のせいで、皆がバーゲンを待っていたのか、

いつもより混雑しているとの事。

だけど、ほとほと疲れたわ。

「娘ちゃん、お休みしよう。お茶飲んで帰ろう」

「賛成。」

トマトに黄色いお星様のお花が咲きました。

「今時、トマトはリンゴより高い」

旦那ちゃんのきっぱりとした宣言により決定され

旦那ちゃんによって植えられ

家計の貧窮を救うという大きな使命を荷わされた旦那ちゃんの勇者なトマト。

「そんなの無理」と娘ちゃんとジーラさんに言われながらも、

小さな鉢に、二本の苗を植えた

欲張りな農民旦那ちゃん。

苗植え作業を終えた旦那ちゃん。

電卓をポチポチ打って、何やら計算。

そうして、大発表。

「大きなトマト12個で、元が取れる。」

お金マークの目をした旦那ちゃんの

取らぬ狸の皮算用。

「夏になったら、トマトもっと安くなるんじゃない。」

気の毒そうに、小声で呟く娘ちゃん。

先日、胡瓜を買いに行った旦那ちゃん。

またまた胡瓜に、農民魂を揺さぶられ、

胡瓜片手に大宣言。

「胡瓜は瓜より高い。胡瓜を植えよう。」

瓜って、旦那ちゃん。

何処から出てきましたか?

ジーラさん、瓜を買った事は、まだ有りません。

だけど、胡瓜は絶対無理です。御勘弁。

薄雲の中に入り込んだ様な、空気にミルクを溶かし込んだ様な、

湿度の高い空気とムッシリ、ズッシリ、押し競饅頭している様な、

遠くの景色を隠してしまう、今日この頃の煙るようなお天気。

霧の都ロンドンは、こんな感じでしょうか?

ジーラさん、ロンドン気分を満喫する事にしました。

歩かないチワワさんを、鞄に詰め、外を歩けば、街路樹が元気。緑が綺麗。

植物は、こんなお天気が、結構お気に入りなのでしょう。

ジーラさん自慢の空中庭園の緑たちも、もさもさ、わさわさ、元気で綺麗。

ただ、今年の自称英国風我が庭園には異変が。

エコに目覚めたジーラさんが、2,3年前、根が付いた長ネギを食べた後、

無造作に土に突っ込んで、お風呂の残り湯で育てた、誰も食べてくれない、

エコ長ネギ。

三月の寒い中、早々、緑々してたエコネギ。

ジーラさんが、寒さに負けて、水遣りしないのに、

水不足もお構いなしだった元気なエコネギ。

其奴が今は、立派な葱坊主。

英国風ガーデンに一番乗りの開花宣言。何だかローカルな事に。

その横には、薄いピンクのミニバラの白い鉢。

桜色の小さなバラの蕾で一杯の筈が、

何故か、丸くこんもり鉢一杯に茂った謎の植物。

五月になって、バラの枝の下にポツポツ出てきた双葉。

これ位の雑草、許してあげましょう。

ジーラさんの、穏便な処置に報いてくれたのか、あっという間の繁殖ぶり。

おまけに、お米の様な粒々の白いお花が、一面に咲いて、

バラは、今はもう居ません。
これはきっと、ハーブです。そう思う事に致しましょう。

その横の大き目の四角い鉢には、背の低い四季咲きナデシコ。

三段階のピンクの濃淡が楽しめるよう、秋に苗を植え込みました。

「繊細なナデシコが居ないの娘ちゃん。枯れ草になっちゃった。

だけど何故、何処にでも売ってる、下品色のナデシコだけ残る訳。」

「そんなもんだよ」と娘ちゃん。

おまけに、何を血迷ったか旦那ちゃん。

今年は、トマトを植えようと、大張りきり。

はてさて、ジーラさんの空中庭園、幕開けから波乱万丈。どんな事になるやら。

カーテンを開けましたら、明るい灰色の曇った朝の景色の中に虹。

霞んだはかなげな虹。

昨夜、窓の外で荒れ狂った風も、今は一休み。

その隙に、急いで架けられた虹の橋。

雨上がり、晴れた空に架かる虹は、元気な虹。

スコップかついで、虹の麓に、幸せ掘りに出かけたくなるような、元気をくれる虹。

霞んだ虹は、優しい虹。

幸せの予感。

おはよう。良い朝をありがとう。

「うん、煙たい。」

「あっ。」

あれあれ、朝食の蒲鉾、焦げちゃった。

お箸でこすっても、まっくろけ。炭、一歩手前。

窓の外は、荒くれ者の風が起き出して、

虹を何処かに吹き飛ばし、暗く、荒れた空模様。

まるで、真夏の夜の夢ならぬ、春の朝の夢のよう。

ジーラさんの家では、休日前夜は、すごく夜更かし。

旦那ちゃんは、お風呂上り、外に涼みに行くのが常。

草木も眠る丑三つ時に、ふらっと涼みに出た旦那ちゃんが、

バタバタ、慌しげに帰ってきて言う事にゃ、

「エレベーターが、すごく不思議なんだ。なんか怖かったなぁ。」

娘ちゃんとジーラさんの、制止を振り切って始まる、

旦那ちゃんの、十分寒い季節の怖い話。

旦那ちゃんは、下りのボタンを押して、エレベーターを待っていました。

エレベーターは、やって来ましたが、素通りして、一番上の階へ。

エレベーターには、誰も乗ってなかったけど、上で誰か乗るのかなぁ。と思って、

待っていましたら、やがて、エレベーターは、やって来ました。

だけど、誰も、乗っていません。

「それが、エレベーターの中、妙に、ヒンヤリしてるんだ。」

「それ、普通だよ。何処も、怖くないよ、何処が、ミステリーなの」

娘ちゃんとジーラさんの攻撃にもひるまず、まだまだ続く旦那ちゃんの怖い話。

旦那ちゃんは、一階のボタンを押して、一階で降りました。

そうすると、エレベーターの扉が閉まって、動き出し地下に下りて行ったのです。

「間違って、地下のボタン押したんだよ。

知らないうちに、ボタン、押しちゃう事あるよ。服が触ったり。」

「そんな事は、絶対ない。」

「誰か物置に、何か取りに行って、エレベーター、呼んだんだよ。」

「違う、誰か居る気配はしなかった。第一、こんな夜更けにかぁ」

「旦那ちゃんだって、こんな夜更けに、外に行ったじゃない」

「だけど、これからが、もっと変なんだ。」

まだまだ続く、旦那ちゃんの不思議話。

旦那ちゃんは、エレベーターに乗って、上がってきて、普通に下りました。

我がマンションには、エレベーターは、一階に戻すと言う、暗黙の規則が有ります。

旦那ちゃんは、エレベーターを、一階に戻しました。

だけど、エレベーターは、八階で止まったと、旦那ちゃんは、言うのです。

「なぁ、怖いだろう」

「うそだぁ。旦那ちゃん、また、話し作ってる。」

「本当だったら。」真剣に否定する旦那ちゃんの顔が、何時になく真顔。

今は丁度、丑三つ時。

丑三つ時に、外へなんか行くから

不思議エレベーターに出会っちゃうんですよ、旦那ちゃん。桑原桑原。

旦那ちゃんは、1年に1度、名言を、吐きます。

今日の我が家の晩御飯。

旦那ちゃんは、飲み会で、お留守。

よって、手抜きの晩御飯。

昨日のカレーに、とろろをすって、てんぷらの余りで、天丼もどき。

ご飯がメインの、晩御飯。

お腹が、ふくらむ、ふくらむ。

旦那ちゃんが、帰って来ても、まだお腹が、一杯。

娘ちゃん曰く、「今日のご飯は、炭水化物祭りだったね。」

「うん、ひどい晩御飯だった。ご飯で、お腹が、まだ一杯。」

お腹いっぱいを、連発する二人に、旦那ちゃんが、独り言のように、言うのです。

「お腹が一杯なのは、幸せな事だ、たとえ、どんな物を、食べたにせよ、

それが、美味しい物でも、そうでなくても、とにかく、お腹が一杯なのは、

幸せな事だよ。」

旦那ちゃんの言葉が、ジーラさんの、ご飯で一杯の、お腹の隙間に、

ほんわり、落ちてきて、とても、満たされた、幸せな気分に、なったのです。

忘れてたなぁ、お腹一杯の幸せ。

これは、旦那ちゃんの、一年に一度の名言だと、

お腹一杯の幸せを、噛み締めながら、考えていますと、

「アーア、旦那ちゃん、良いのかなぁ、こんな上半期に、一年に、一度しかない、

名言、出してきて、残りは、まだ長いのに、後は、ぼしょぼしょだね。」

娘ちゃんが、ジーラさんの横に、とんと、やって来て、囁きました。