男性はみんな本番に臨む前にそれらしい計画がある。 | 日本心理教育院 www.jip.ac


今日はセックス情報と知識がどんなにでたらめなものか、

そして自分のセックステクニックを自慢する男性たちについて

はっきりと言いたいと思います。

私たちの周りには数えきれない無数の

セックス関連知識と情報が存在しています。

そして男性の皆さんはこのセックスの情報と知識に

みんな一家言あると思います。その中でも特に

自分がもっているセックステクニックと秘訣を

自慢しながら他の人に実戦でのセックスを

コーチングする男性たちもいます。

果たしてそのような男性たちはセックス能力があるのでしょうか?



前回の動画「女性の外見を評価する男」のところで

「男性中心のセックスは必ず限界がある」という話をしました。

つまり男性が射精をしたり、男性の感覚器官が良いと感じないと

セックスをそれ以上続けることは不可能です。

またいくら男性の感覚器官で感じられる刺激が快楽的であっても、

相手女性も同じように快楽を感じるとも限りません。

なぜなら、女性がセックスで強力なオーガズムを感じるメカニズムは、

女性自身の体、心、性こころが作用して

女性自身が感じるものであって、

相手男性によって感じるものではないからです。

例えば男性がいくら華やかなセックステクニックを発揮していても、

女性がセックスをあまり知らず、

相手男性とのセックスに違和感を感じたり嫌がっていると、

女性は自分が感じられる性感と興奮の1/10も

感じることができないのです。

反面、女性がセックスの経験も豊富で快楽を追求する女性なら、

いわゆる本番、挿入が始まる前にすでに女性はオーガズムに

到達して感じることができます。

そしてこのような女性たちは相手のセックステクニックがどうであれ、

相手の男性が初対面の人であれ、

長年のパートナーであれ関係がありません。

このような現象が発生する理由は、女性は男性のように

感覚器官の刺激だけで快楽を感じるのではなく、

感覚器官の刺激が心の感情とつながって増幅されるからです。

ですから、女性の心と感情について知っている男性なら、

あえてセックステクニックを駆使しなくても

女性をオーガズムに至らせることができるのですが、

熱心に身体的なセックステクニックを言及しているということは、

女性と女性のセックスについて全く知らないという証拠です。

つまりその男性はセックス能力が全くない男性だという意味です。

ところが女性たち自身もセックスで自分で感じる感覚が、

自分の体、心、性こころによって感じているという事実を

全く知らずにいます。そのため、相手男性が

セックスの知識と情報、経験が多くあって、

自分をリードしてくれならければならず、

相手男性を愛して自分が愛されてこそセックスも良いと考えています。

このような漠然とした期待とともに、セックスをする時、

その男性が多様なテクニックを駆使しながら愛撫をしてくれれば、

女性はそれを自分に対する愛、関心だと認識をします。

そのため、男性のテクニックが煩雑であるほど、

その男性とのセックスは本当に何かが違っていて

特別なものだと感じるのです。この女性の感情の80%以上が

オーガズムに影響を及ぼしています。つまり、男性が女性を

身体的に良くしようとするセックステクニックは、

実は女性を感情的に良くさせるのであって

身体的に良くさせるのではないという意味です。

そしてその感情は女性が男性が駆使するテクニックを

自分への愛だと勘違いをすることで生まれる感情です。



それで自分のセックステクニックを自慢して

コーチングしている男性たちの場合、

まさに「怪我の功名」だと言わざるを得ません。

女性があたかも自分のセックステクニックによって

快楽を感じたと考えているのです。それで、自分が

ものすごいセックス能力者と考えるのですが、

実は男性はむしろこのようなセックス情報とセックス経験が

多ければ多いほど、それに対する性傷が累積されて

性機能障害と心理障害が発生する要因になります。

 

ところが、男性にすでに心理障害が発生して

セックス相手をひたすら快楽の手段として認識しているならば、

自分が性機能障害であることを自覚すらできません。

なぜなら新しいセックス方法や新しい女性とのセックスでは

一時的に性機能が稼働するので、

もし自分が性的に興奮しなくなれば

相手がイマイチだからと相手のせいにして

相手を変えれば済むだけだからです。

男性のセックスがうまくいかないのは

女性のせいですか?

 

本当にセックス能力を持った男性なら、

どんな女性ともセックスの楽園をつくることができなければならず、

実際にそれが可能です。自分基準のテクニックではなく、

相手女性が望むセックスに

全て合わてあげられる能力があるからです。

セックスは実戦的な行為です。

男性中心のセックスにおいて一番理想的なセックスになるためには、

単に感覚器官の刺激だけでなく、

相手女性の感情変化を綿密に察することができなければなりませんが、

正直にいって相手女性の感情をいちいち気にしながら

セックスをする男性がいますか?ただもんで、舐めて、挿入して、

射精できればいいと思っています。

そのため、いざ実戦に突入した時、

男性がこれまで想像の中で味わっていた幻のセックスを

経験することは不可能です。想像の中ではとても良さそうで、

究極の快楽を考えていたのですが、

いざセックスに望むと想像のようには進まず

いつものパターンで流れていき、射精後に

賢者タイムを経験するセックスになるのです。

このように男性なら実践に望む前はみんなそれらしい計画があります。

実戦で失敗を味わう前まではです。

真のセックス能力を持つ男性は、

セックスに対する知識と経験、そして計画を持たず、

日常ではセックスに対して無念無想で生きていますが、

一度実戦に突入すると、相手女性に限界のないセックス快楽を

感じるようにして、そのセックス快楽を自分も共有して、

普通のセックスとは全く別次元の快楽と情熱を持つようになります。

そして射精後も賢者タイムがくるのではなく、

その情熱は衰えずいつまででも続くセックスが可能であり、

セックスが終わったあとはその情熱が日常での活力につながり、

これをとおして自分の仕事においても

多くのものを達成できるようになります。

このように男性のセックス能力は過去のセックス経験、

セックス関連の情報や知識によって作られるものではありません。

また年齢とも関係ありません。

もし皆さんの周りで自分のセックス能力を自慢する男性がいるなら、

「哀れなことにあの人は下半身で発散できないから口で発散しているんだ」

と考えてみてください。

では果たして男性の真のセックス能力はどのように作られるのか、

今からでも遅くありません。一度確認してみてください。