夫の不倫事実を知った周りの人たちの心理 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

周りの人が夫が不倫していることを知るケースがたくさんあります。これは夫の不注意によって知られるようになる場合もあり、夫の不倫で苦しむ妻によって周りに知られる場合もあります。

この時、子供たちや他の家族が不倫事実を知ることになると、夫が関係依存を治療してその人間関係を回復しない限り、夫は一生をとおして子供たちと他の家族に消えないトラウマを作った人として存在することになります。すると、夫は一生家族の一員にはなれずに空回りする存在になります。



ここでは家族ではなく不倫事実を知った友達、知人、職場の人など、不倫を知った周りの他の人たちの心理についてお話します。

まず、夫には重度心理障害が発生しており、夫と楽しく仲よく付き合っている他の人たちもみんな重度心理障害以上の心理障害を抱えている人たちです。なぜなら正常心理の人は夫にとってストレスとして認識されるために、正常心理の人は夫との人間関係から消えていくからです。

それだけでなく、夫の不倫で外傷トラウマの苦痛を経験している妻と仲よくしている人たちは男女を問わず妻の外傷トラウマを共有するようになり、彼らの心理も悪化していきます。彼らは妻を楽にさせようと、楽しくさせようとしながら妻の外傷トラウマも悪化されます。なぜなら一度発生した外傷トラウマは、外傷トラウマを大きくするものと接したとき、本人は楽になったと感じるからです。

この時、夫が不倫していることを知っていながらも仲よく過ごしている男性たちの場合、すでに自分も不倫をしているか、不倫がしたいと不倫を希望する人だと見ることができ、夫の不倫で苦しんでいる妻を慰めてあげている男性たちの場合は、妻の傷の表現を性的反応として認識して、妻が自分の性的対象になれるという可能性に期待を寄せている人たちです。それで苦しんでいる妻を利用しようとしたり、その家庭を利用しようとします。どうせ夫が捨てた妻、子供たち、家庭だから自分が利用してもいいと思うのです。

場合によっては不倫をした夫に対する優越感を持つこともあり、妻を捨てた愚かな夫よりは自分が妻をより性的に満足させられると思うこともあります。それで妻を自分の不倫相手にしようと努力するようになります。



また、不倫をしている夫と仲よくしている時に生まれる利益もあります。夫によって自分にも不倫の機会がめぐってくることを望んでいたり、家庭破壊の楽しさと相対的優越感を持ち、経済的または関係的利益を得るために努力します。

さらに、夫の不倫を知りながらもその夫と仲よくしている女性たちは、すでに自分も不倫をしているか、潜在的不倫女だと見ることができます。夫の不倫で苦しんでいる妻を情けない女だと考えたり、自分が妻の代わりになれると考えるようになります。 どうせ夫は妻を捨てたからです。

彼女たちも夫と仲よくしていることで生まれる利益がたくさんあります。自分も不倫ができる男に出会える機会、家庭破壊の楽しさ、経済的または関係的利益を得るために努力します。場合によっては、妻よりも自分の方がはるかにいい女だと感じることもあります。

また、夫の不倫で苦しんでいる妻に共感している友達、知人、同じ職場の女性たちは、苦しんでいる妻に共感し慰めてあげながら代理満足を得ます。そして自分の夫や周りの人たちに妻が不倫された話をしながら、その瞬間の楽しさを感じ、相対的な満足感を感じます。場合によっては、夫の不倫で苦しむ妻をかわいそうだと思いながら、自分は絶対にそんなふうには生きたくないと思ったりします。

結局、夫の不倫を知った友達や知人、同じ職場の人や社会で付き合っている他の人たちはみんなとても危ない人たちです。しかし不倫をしている夫や夫の不倫で苦しんでいる妻たちは、自分の周りにいる人たちがとても危ない人だということに全く気付いていません。

こんな目に遭わないためには、不倫をしている夫は自分の関係依存を治療して破壊されたすべての人間関係を回復する努力をしなければならず、夫の不倫で苦しむ妻は自分の外傷トラウマを治療して自分と子供たちを保護しながら幸せな家庭にする努力をしなければなりません。このように治療して回復するためには、必ずこころ治療が必要です。

そして最後に夫の不倫事実を誰かに知らせてはなりません。今自分が苦しいからといって他人から慰めを得ようと不倫された話を周りの人にしていた方々は、治療がされた後、その人間関係は絶たなければならないと関係になってしまうということを自ら悟るようになります。