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腎臓は体の下水処理場です
なので腎機能が低下し腎不全になると体に毒素や余分な電解質・水分などが溜まっていってしまいます
カリウムも同様で、腎機能が低下すると尿から排泄できる量が減り、血液中のカリウム濃度が高くなります
カリウムは低すぎも高すぎも不整脈や筋症状に直結するので、ちょうどいい値に保っている必要がある大切な電解質です
なのでカリウム値が高くなりやすい腎不全状態の方では、カリウムを多く含む食事は避けたり量を減らしたりと工夫していらっしゃいます
これは血液透析治療が始まってからも同様です
血液透析でカリウムはよく抜けますが、針を抜いた直後から細胞内→血液中にカリウムが移動をし始めるので次の透析までには食べなくてもある程度カリウムは上昇するくらいだからです
でも腹膜透析は違います
お腹の中に貯めている透析液にはカリウムが含まれていないので、貯めている時間ずっとカリウムは透析液に移動し、排泄されます
なので、腹膜透析を始める前と同じくらいカリウム制限をしていると血液中のカリウム値が低くなりすぎてしまうんです
私は血液透析を開始された方にはカリウム制限をしっかり指導し続けますが、腹膜透析の方では制限をやめるようお話しているくらいです
薬の影響もあります
腹膜透析を開始する際やカリウム値が低い場合は、食事の内容や薬の内容など、主治医・栄養士としっかり相談することをお勧めします![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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日高病院腎臓病教室youtube
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ありがとうございました
2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いています
読んでいただけたら嬉しいです