腎臓と足と生存期間の関係 | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

このページを開いていただいて

ありがとうございますラブラブ

 

あなたの今日が

素敵な一日になりますようにベル

 

 

 

 




 

 

 

 

 

腎機能が低下している方、透析治療を受けている方は、足をより大切にしたほうがいいという話を聞いたことがありますかはてなマーク

腎機能が低下しているときは、血管に関係する病気を引き起こす可能性が高くなるのでより注意したほうがいいんですよ

なんたって腎臓は血管のかたまりですから

腎臓が弱っているということは全身に張り巡らされている血管も弱っていると考え、定期的に検査を受けたほうが安心です

 

 

 

 

特に透析治療中の方ではなんらかの原因で足を切断しなければならない事態が起こりやすくなりますので、より計画的な検査や治療が必要になります

多くは足の血管が細くなり(動脈硬化)、足の先にまで十分血液がまわらず酸欠になって弱っていることが原因です

弱っているのでちょっとした傷でも悪化しやすく、糖尿病の持病があると痛みを感じにくくなってることがあるので傷自体に気が付かなかったり、ばい菌がついても薬が感染部位まで到達せず治療効果が得られなかったり・・・・・・えーん

 

 

色々なことが起こります

一度進み始めると早いですビックリマーク

看護師さんがやってくれる足チェックは必ず受けてくださいねラブラブ

 

 

 

手足の血圧を測り足の血流をみるABIの検査なども定期的に受けることをお勧めします

結果によってはより踏み込んだ検査を受けましょうビックリマーク
 

 

 

 

 

 

 

透析治療中の方が、足を切断しなければいけなくなった場合、元気でいられる期間ががくんと短くなりますあせる

初めて足を切断した時からの予後をみると、1か月生存率が83%、1年生存率が57%、3年生存率が30%となっていますショボーン

どういうことかというと、足を切断するとその後に心臓や脳血管に関係する病気を発症し死亡する危険性が極めて高いということです

足が短くなると体内に蓄えられる水分も減るので、透析中の血圧も不安定になりますあせる

 

 

 

 

特に糖尿病の持病がある方は、感覚がにぶくなっている可能性があるので毎日足の指から裏からくるぶしからもうすべて、足をなめるようにしっかり観察することをお勧めしますドキドキ

合ってない靴や、靴の中に紛れ込む小石、湯たんぽなどにも十分お気をつけくださいませ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星日高病院腎臓病教室youtube星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただいて

ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2010年から毎月腎臓病の教室を行っています

遠方の方から

『参加できないけど内容を知りたい!!

といわれたのがきっかけでブログをはじめましたラブラブ

一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いていますキラキラ

読んでいただけたら嬉しいですウシシ