新しい『糖尿病性腎臓病』 糖尿病と腎臓病 | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

インフルエンザをはじめとする冬の感染症が猛威を振るっていますが、みなさんはお元気にお過ごしいただけていますか?


さて
今週末、17日土曜日の腎臓病教室は糖尿病特集です。

糖尿病は全身をめぐる血液の中の糖分が上昇することで、全身の血管を痛め、様々な病気を引き起こす大変怖い病気です。
一般的すぎてあまり小割病気をいうイメージをもっていない方も少なくないようですが、命を落とす病気と関係が深い非常に重大な病気なんです。



糖尿病によって引き起こされる腎臓の病気を 糖尿病性腎症 といいます。
これは糖尿病が原因で尿に微量アルブミンや蛋白といったものがでるようになり、それが原因で腎臓の機能が低下し、腎不全となる病気です。

でも最近、尿に異常がなくても腎機能が悪化する病態があることがわかり、糖尿病性腎症ではない病名で呼び、原因を究明しようという動きがあります。
世界的に。
もちろん日本でも。

この糖尿病にかかっている人が腎臓に障害をもつ状態を総じて 糖尿病性腎臓病:DKDと表現します。
原因がわかってないので治療も手探りですが、17日はいままでに分かっていること、いまできることをお話していきたいと思います。


あと慢性腎臓病、糖尿病といえば ハッですよね。
大好評のフットケアも実践をフルにとりいれながら指導しますよ~ハート

ぜひご参加くださいね爆  笑