地域の慢性腎臓病対策について | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

久しぶりの記載になってしまいましたえーん

今日は群馬県が主催した腎臓病対策の講演会で学んでまいりましたので、そのご報告を。



お話いただいたのは
山梨大学医学部内科学講座第3教室の
北村健一郎先生ですラブラブ!

お題は…
【ネットワークで進める地域の慢性腎臓病対策】


行政、腎臓専門医、開業医、保健師、看護師、栄養士など、他職種が参加してました。

うち(日高病院)からも、上司、看護師、病診連携スタッフなどが来てました❗






北村先生は最近まで熊本市で
慢性腎臓病から透析療法を導入される患者さんを減らすべく、行政と地域の開業医の先生方とともにご尽力されていました。

山梨県に移動された今は
よりパワーアップした医療連携を構築していらっしゃいます。


今回は
熊本と山梨で築いたノウハウを、我が群馬県に教えて下さいました~☺



熊本市は政令指定都市の中で、人口100万人でみる新規透析導入患者さんが、一番多かったそうです。

色々な、大変な努力の結果

数はお示しできなくて残念ですが、物凄く、導入患者さんを減らせたんです!!!!




その方法は…
まずは腎臓病のことを知ってもらうよう、一番目につくビルに大きな垂れ幕したり、アーケードやショッピングモール、動物園で尿検査グッズを配りながら説明したり、テレビラジオの力を借りたり…
あらゆることをされてました。

若い世代から年配者までまんべんなく知るチャンスをあげられるよう、しっっかり工夫されてて…
イヤー凄い❗

でも❗❗
我らが群馬県も結構~頑張ってるというのがわかりましたよ

さらに成果がでるよう
日高病院腎臓病教室も頑張りますよ




他には健診で腎機能を測定するよう徹底し、異常が見られた時は
保健師や開業医が拾い上げ、調べ、さらに精密検査が必要と判断したら、腎臓専門医を受診してもらい、機能保護に努める


などです。




言うは易し…

これ、本当に大変です。




群馬県もこの連携を構築すべくチームが立ち上がってます。

私たちも頑張りますよDASH!