緩和医療・緩和ケアは、患者さんやご家族に伴走し、生命の危機に直面することに関連した苦痛や問題と向き合い・取り組むことをとおして、生きていくことを支援するケアです(緩和ケア学会より)。
末期癌の際の疼痛コントロールってイメージが強いかもしれませんが、必ずしも人生の最後にだけ必要になるわけではないんですよ
癌は日本人の二人に一人が生涯に一度は発症するポピュラーな病気です。
早期発見で完治もできますが、癌と言われるとほとんどの日本人は落ち着いていられません。
緩和ケアは、癌と診断されたらもうすぐ相談していいんです。
むしろ精神的な負担を軽減するためにも、早めに相談するのがお勧めです
また最近は心不全の方にも緩和ケアの介入が推奨されています。
そして、腎不全も同じです。
末期腎不全で透析などの腎代替療法を開始せず、人生に幕を下ろそうとする時
様々な理由で透析療法を卒業して旅立つ時など
緩和ケアチームが介入すると色々が楽になります。
余分な苦痛や不安を軽減自分らしい最後を迎えるため
必要なときは、遠慮せず、声をかけてくださいね。
なんでそんな話をするかといえば、昨日金沢で開催された緩和ケアの教育セミナーに参加してきたから。です。
伝統と現代建築が調和したかっこ良さがピカ一です。
会場は石川県立音楽堂です。
金沢駅の目の前で立地も抜群
セミナーには
医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどの多職種が508人参加したそうです
朝から晩まで講習を受けたり、実技をしたり、情報交換したり…とても興味深く有意義に過ごせました
会場外にはグランドピアノが常設されていて、誰でも演奏していいようでした。
みなさん思い思いに素敵な演奏をされてましたよ。
振り向けばギター片手に歌う人も。
音楽が溢れる素敵な街でした
今回学んだことを日々の診療に取り入れ、より皆さんに寄り添った医療をご提供していきたいと思います。
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