今月の腎臓病教室では感染と腎臓のお話をしましたが、 そこでワクチン接種についても触れました。 そこで 『肺炎球菌ワクチンは1回打ったら、もう打たなくていいんですか ![]() というご質問をいただいたので、 その答えを昨年のブログからご紹介します。 接種から5年すぎたら効果が落ちるので、再接種をお勧めしました。 参加できなかった方にもこの場でお勧めします
日本では65歳以上で肺炎球菌ワクチンを定期接種することになり、 接種率が上がりました。 現在65歳以上の接種率は50%を超えています。 すごく広まりました
海外ではどうかというと・・・
アメリカ・オーストラリアでは1回のみ、イギリスでは5年ごと、ドイツでは 6年以上の間隔で繰り返すとされています。 いずれも保険・補助制度などを利用し無料で接種できるそうです。
そんな肺炎球菌ワクチン 接種後徐々に効果が(免疫原性が)徐々に低下します。
2017年に『肺炎球菌ワクチン再接種に関するガイダンス(改訂版)』も 公表されましたが、接種後約5年経過したら再接種を考えてください。 海外では接種して10年経過すると肺炎球菌感染症を発症する危険性 が高まるという報告もありますよ。
今後日本は2回目の接種に対し補助金がでるのかなどは全くわかりま せんが、 慢性腎臓病をお持ちの方は (心臓病・肺の病気・脳卒中後・免疫不全の方も) 肺炎球菌ワクチンを接種して5年経過したら、 ぜひ、 かかりつけの先生に2回目の接種について聞いてみてくださいね
今回は2017年12月に日高病院腎臓病教室ブログ(yahoo)でご紹介した 内容を書いてみました
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2018年12月に新しく新しく立ち上げたブログです。 2018年12月以前のブログは、 yahooブログ『日高病院腎臓病教室へようこそ』をご覧ください |