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『人を大切にする人財育成・教育研修』 - 福岡ジンザイブログ

ジンザイは、結果の出せる-信頼力の高いリーダーを育成する専門家です。
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本日、ホテルセントラーザにて、標記のセミナーが開催されました。(13:00~16:45)
法政大学の坂本先生、受賞企業の㈱日本レーザー近藤社長が講演されました。

坂本先生曰く、受賞企業は「人をとことん大切にする会社」であり、「地味で静か」だそうである。
従って、受賞企業のほとんどが他薦によるそうです。
共通項の一つは、「大家族的経営」を志向していること。

【第一回審査項目】
人を大切にする経営が行われているかどうかの35項目
1.社員とその家族に関すること
2.社外社員とその家族に関すること
3.顧客に関すること
4.障害者や地域住民に関すること
5.株主等に関すること
6.将来の布石に関すること

私の創業時からの持論でもあるが、『ESを高めることなくして、CSが高まるはずがない!』。

詳細な選定基準は以下の通り。(5年以内)
1.離職率が低い 1.0未満
2.リストラしない
3.重大な労働災害がない
4.教育時間
5.70歳以上までの雇用
6.障害者雇用率
7.障害者正社員比率
8.有給取得率 など


㈱日本レーザー近藤社長講演より、(一部)
最初は、本社より派遣され、取締役を兼ねていたが、<背水の陣>として本社の役員を辞めた。このことを契機に、社員がついてくるようになったとのこと。

社長の仕事は、「社員のモチベーション向上と頑張ったら食えるようにする」こと。
社長は、社員が活躍できる舞台を作る

業績が悪い原因は、すべて自分(社長)にある。社員のせい、環境のせいなどにはしない。

社員と直接接することを重視している。


人を大切にするリーダーとして、どのように「信頼」を得ているのかを更に研究し、まとめなければならない。

ここ最近、すごい女性経営者とお会いしたり、知り合ったりする機会に遭遇します。


先月末は、広島の㈱ティーエスピー「多田多延子」社長 (別名、ピンク社長)。


多田社長は、3歳で起業を決意。3歳ですよ?!私などは、3歳時の記憶もありません。


10歳時には、死ぬ目にもあい、常に、「時間は有限である」ということを意識されている。

だから余計に、「良い人に出会いたい!」という思いを持ちながら行動している。


私の先輩の友人なのだが、先日、お互いにあったのが2回目。そして、私の先輩の手配で、ヤフードームのスーパーボックスにて野球観戦。


もちろん、ファッションも上から下までピンク。ホークスのユニフォームもピンク。終始明るい方でした。

何でも、「ピンク」は人を幸せにする色だそうです。


今回のことで、「人との縁は回数できまるのではない」ことを思い知らされました。



また、本日、東京のコンサルタントとSkypeをしている際に紹介いただいたお膝元福岡の女性経営者-㈱ウンゴロウンゴロ 「城ノ石ゆかり」社長 エステサロン経営者


失礼ながら、変わった社名である。

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ngoro-ngoroクレーター(アフリカの自然保護地区)のように新しく素晴らしいものを世界に発信できる会社になりたい!と思いを込めて。

形にはこだわらず、mission【輝いて豊かに生きるお手伝い】を
軸として様々なものにチャレンジしています!

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同社は、1998年創業で、九州で6店舗の脱毛サロンを経営している。


私自身まだ、同社または城ノ石社長に関する十分な知識はありませんが、「人を大切にするリーダー」だと紹介を受けました。


今後是非、研究させていただきたい会社です。


上記の多田社長と城ノ石社長との共通点は、《マザーテレサ》。

多田社長は、マザー・テレサと同じ誕生日。城ノ石社長は、マザー・テレサに直伝の機会を得たとのこと。


目が話せない二人です。


『人を大切にするリーダー育成』-福岡ジンザイブログ 9/29(木)15:00~16:30、福岡商工会議所主催の講演会に参加し、山田オーナーのお話を直接拝聴しました。(今回で2回目)


冒頭、まず第一声!

「福岡はよっぽど暇なんだね?日中からこんなに大勢の人が参加している」


「私は現在相談役。しかし、当社では、<報・連・相>は禁止。従って、相談役の私に相談したら首になるから誰も相談に来ない。だから、私は暇なので、今日は暇つぶしに来た」


「また、他社と比較して変わったことをしているから呼ばれた。パンダみたいなものだ!」

最初のキャッチが実に上手い!!


「今、日本には265万の会社があるが4000万円以上の経常利益を上げて税金を払っているのは、上位3%の8万社。97%の会社は儲かってない。みんな成果主義とかノルマとかホウレンソウとかやっている会社ばっかり。多くの企業がやっていることをやっても儲からないのだから、反対のことをすれば儲かるはず。だから逆のことをする」


例:「良いものを安く」とよく言うが、どのようにして儲けるのか?どこも儲からない。過当競争になる。

「日本は、数年前より「人口減少時代」に突入し、しかもGDPも下降気味なのに過当競争をしていたら生き残れない。

また、日本人は農耕民族で「横並びがすき」な人種である。しかし、それではこれからは飯が食えない」


Q.何故、お金儲けをしたいのか?

1.社員に良い給料を払い、豊かな生活をしてもらうため

2.税金を払い、社会貢献したい



『人を大切にするリーダー育成』-福岡ジンザイブログ
「繰り返すが、お金儲けをするには他社と同じことをしていては儲からない。だから、<他社と反対のこと>をする
=差別化


1.「報・連・相」禁止 *ルールを破ると就業規則違反

大企業は社員数が多いから「報・連・相」が必要。小企業は不要。

2.携帯電話禁止

3.成果主義禁止→年功序列   *優秀な者は<抜擢>

4.ノルマ禁止(目標はある)

5.残業禁止

6.全員正社員(約800人)→パート、派遣社員は使わない

パートは首にしやすい。しかし、首になる恐れがあるのに本気で技術を向上させる努力をするはずがない。しかも仕事の内容が同じであればなおさらである。→技術力の衰退へ


Q.金儲けは誰がするか?→「社員」がする

社員がこの会社のために『頑張ろう!』と思わない限り儲からない。『この会社のために頑張ろう!』と

思わせることが経営者の仕事である。


Q.どうするか?

前述の通り、「餌」=「モチ」(ベーション)をやれば良い。


Q.餌とは?→お金

しかし、中小企業ではなかなか社員が満足のいく給料は払えない。少なくとも、<まあまあ>の金額を

支給すべき(友人・同級生などと比べて、同等かそれ以上)

その他、どの様な施策を行ったか?餌の種類。


1.休日増

年間休日140日(日本一休みが多い)

例:12/20~1/10年末年始20連休

休みをもてあまして社員はアルバイトに行く。丁度、その時期は<飛騨高山>付近の温泉旅館が忙しい。副収入としてアルバイト代も入る。→社員は喜ぶ

通常他社は<兼業禁止>→当社はOK


2.コスト削減

少しでも多く給料を払いたいため、社員を休ませる。つまり、社員が出勤すると電気代、お茶代、電話代など会社負担のコストが増大する

本社(4階建て)には、コピー機1台のみ。コピー用紙は、裏紙使用。その紙は他社からFAXや郵送で送られてくる不要な用紙。


3.労働時間短縮

8:30~16:45(通常の製造業、8:00~17:00)、年間約1,600時間(日本一労働時間が短い)


4.提案制度

封を切らずに、1件につき500円支給(内容を見ると頭にくるため)。最多提案件数賞や優秀な提案には別途報奨金がある。しかも、給与振込みにせず、本人に直接現金で支給する。


5.毎年社員旅行

全額会社負担。しかも、5年に1回は海外旅行(費用:約1億5千万円)。


6.定年70歳(通常の会社は、せいぜい65歳)

しかも、60歳~70歳の定年まで給料を下げない。 *65歳の平社員で平均給与700万円


7.育児休暇3年(通常2年)

3年ごとに子供を生むと退職するまで常に育児休暇がもらえる


8.制服なし(フリー)


以上、講演録。


同社の社是は「常に考える」である。実にシンプルで分かりやすい。

目的は、「社員に豊かな生活をしてもらい、同時に、社会にも貢献するため」。


その大本は、過当競争をせず儲ける。儲けるのは社員である。社員が「不」を持たず、会社への忠誠心を保持しながら気持ちよく楽しく働いてもらうために、社員のやる気を如何にあげるかを常に考えるのが経営者の重要な役割だと山田オーナーは認識している。


正に、人を大切にするリーダーである。


追伸:少し気になるのは、「心から人を大切に思っているのか?」どうか機会があれば、お聞きしたい。