社会派Dr.Naruのブログ

病気で悩む方が少しでも笑顔の時間を増やせるように努めています。

健康な人には病気で悩む人の気持ちはわかりません。

私も小児喘息でやりたい運動の制限があったり、

怪我で入院し手術を受けたこともありました。

患者さんの立場からの医療を目指して…


現在、お年寄りや病気の方には辛い世の中です。

少しでも支えになりたいと思っております。


ちなみに私は17代目の医者で根っからの医者家系…

人々の支えになることが天命だと思っております。

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花粉症に対するヒスタグロビン注射

重症花粉症に対する治療でゾレアという注射薬がございます。

これは高額な注射ですが

IgEという物質に結合する抗体製剤で

花粉症のみならず、

重症のアレルギー型の喘息や難治性蕁麻疹治療に用いられます。

 

この薬剤を投与するにあたり

血液中のIgEを測定し

その値と体重で投与量を決定します。

 

アレルギーが強い方ですと

血液中のIgEが高く投与の基準から外れることがあります。

 

そのような方にヒスタグロビンという注射薬を用いたのですが、

しっかりと症状を抑えることが出来ております。

 

この薬剤は1967年に発売されたもので、

非常に長い歴史を持っております。

 

かつてはノイロトロピンという薬剤との併用でより効果を高めることができましたが、

残念ながらノイロトロピンの注射薬は製造販売中止になっております。

 

特に効果的なのは花粉症シーズンが始まる前からの投与となりますが、

シーズンに入ってからでも効果は得られます。

ただシーズン突入後の効果発現はやや緩やかになります。

 

古い薬剤ですがゾレアの投与基準から外れる方、

場合によってはその基準に当てはまる方でも

1回2本使用するので薬代だけでも3000円程度です。

3割負担なら900円程度。

診察料等を考えても1000円ちょっとです。

 

一方ゾレアは一番安いものでも薬価が12000円程度。

メーカーさんには怒られるかもしれませんが、

このヒスタグロビンという薬剤の効果を改めて実感しました。

 

毎年ケナコルトというステロイド注射を希望される方も多いのですが、

これは長時間体に残るステロイドなので、

患者さんには副作用のリスク等の説明もしていますが、

この効果を体験するとやめられないようで

毎年希望される方もいらっしゃいます。

しかしこちらの薬剤も最近の薬不足のあおりを受け

現在入荷未定となっているため

ヒスタグロビンを使用した方もおりました。

 

効果の実感がある方と

イマイチという方に分かれますが、

全く効いていない訳ではないので続けられる方もおりました。

 

古い薬でも良い薬があるのに

アレルギー性鼻炎のガイドラインでもあまり取り上げられていない。

非特異的治療として紹介されるだけに留まっておりました。

 

新しい高価な薬剤を売る事ばかり考える今の医療業界。

これには少々疑問を感じます。

冬季オリンピック

ミラノ・コルティナオリンピックが始まり約1週間経ちます。

 

多くの日本人選手が活躍しているので日々応援しております。

 

私自身が学生時代にずっとスキーをやっていたこと。

全日本スキー連盟のアンチドーピング委員をしているため

今回のオリンピックに参加している選手達に

アンチドーピング研修会も実施してきたこと。

またコロナ禍の時に海外遠征前に当院でPCR検査をやったこともあり

例年よりも熱が入っています。

 

選手が思うような成績を出せなかった時に

誹謗中傷する方も多いですが

オリンピックにいっていること

これだけで本来は尊敬に値するということを知って頂きたい。

 

今回のスキージャンプの団体。

高梨選手がメダルを取れ本当に良かったと思います。

 

初めてオリンピックに出場した時は

金が確実と期待されていたが銅メダルに終わり

世間からがっかりした声も出ていたが

メダリストになった訳だから何が悪いのか…

 

前回はウエアの問題で失格になったけれど

本人は何も悪くないのに責められたり。

 

だから今回メダルを取った時は私ももらい泣きしました。

 

まだまだ私が研修をした選手が出場するので目が離せません。

アレジオン眼瞼クリーム

花粉症の治療には主に抗ヒスタミン薬を用います。


内服薬が一般的ですが、

内服だけでは眼の症状は抑えきれないことがあり、

点眼薬(目薬)を併用することも多いです。


ただ点眼薬の場合コンタクトの方は困る方多く、

ハードは余り心配ないのですが、

ソフトの場合はOne Day以外は

コンタクトの上から使えないことが多いです。


そこでアレジオンの1日2回の点眼薬があり、

これならばコンタクトをつける前と後に使えました。


今回新たに発売になったのは、

瞼に塗るタイプのクリームです。


これは1日1回塗るだけ。

コンタクトをつけている人でも問題ないです。


一般的な点眼薬は1日4回が一般的ですので

1回だけというのは楽なのと、

お子さんで点眼が難しい場合は一度塗るだけなので

頑張れそうですよね。


点眼が1日2回になっただけでも楽だったのに

1日1回の塗り薬というのは

ありがたいと思います。


ただ症状が強い方はこれだけでは

足りない可能性もあることはご理解下さい。

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