新型コロナウイルス後遺症の身障者認定 | 社会派Dr.Naruのブログ

新型コロナウイルス後遺症の身障者認定

先月、厚労省のホームページに新型コロナウイルス後遺症の身障者認定などについて

Q&Aコーナーが設けられました。

 

業務中の感染であれば労災になる。

仕事が続けられない場合の障害者年金。

身障者認定などについての記載があります。

 

正直、どれほどの恩恵を得ることが出来るかは審査員の判断によるかもしれないのと、

身障者手帳となると、

もともと身障者認定は限られた内容なので

倦怠感が持続するために働けないということでは申請が難しいかもしれません。

 

私自身も多くの患者さんを拝見しておりますが、

コロナ後遺症は本当に深刻で、

退職せざるを得なくなった方を多くみております。

 

特に倦怠感は本人にやる気があっても動けないという状態になります。

そして特効薬もなく安静が一番の治療とされています。

後遺症外来に受診するために外出すると

倦怠感が強くなってしまい何日も寝込んでしまうのが特徴です。

 

そして動こうにも体が重くて動けないという状態になります。

 

このような方々をみているからこそ、

コロナには感染してはいけない。

ワクチンなんて正直あまり意味が無い。

治療薬もあるけれども高額である上に

抗インフルエンザ薬のように著効するような薬剤もありません。

確かに症状が軽く済む

後遺症になりにくいというデータはあるものの完全には防ぐことが出来ません。

 

最近は電車の中でもマスクをしたいない人の方が圧倒的に多いです。

多くの人が集まる場所で感染している人もまだまだおります。

 

私は外ではマスクをしないこともありますが、

黄砂も嫌なので基本的にはマスクも続け、

外でアルコール消毒があれば使いますし、

自分でもアルコールのウェットティッシュを持ち歩いております。

そして帰宅後の手洗いは欠かしません。

 

理由はこのウイルスに感染したくないからです。

いつ誰が後遺症で苦しむか予測が出来ないので感染対策は今後も続けていただいきたいですね。