少し前まで、テレビとスポーツ紙には大きな差があった。
「東スポの記事なんか信用すんなよ」
「テレビで言ってたんだから、間違い無いよ」
皆、そんな台詞を言ったり、聞いたりしていたはずだ。
ところが最近両者には差が無くなった。
テレビ各局は独自でチェックを行わず、あるいはデマと
知りつつも、スポーツ紙のネタを垂れ流している。
というより頼りきってしまっている。
のりピーが警察に対して言った
「この辱め、どうしてくれるの！」
という台詞も当初は夫に対して
「この恥さらし！」
と言ったとされていた。
逮捕後すぐにノリピーの使用を認めたとされた
夫だったが、最近ではのりピーの逮捕までは妻の
使用を否定していたとされている。
最近のテレビ報道を受けて
「こんないい加減な情報ばっかじゃ、うっかりブログの
更新も出来ないじゃないか！！」
と私がブログの更新を怠けた言い訳に
使いたくなるのも無理は無い！！（。-＿-。）ポッ
中でもひどかったのはスポーツ紙が一面で報じた
「のりピーの自宅から吸引用ストロー42本押収」
というネタにテレビ各局が食いついたことだ。
各局のキャスター達は
「42本ということはかなりの常習性が疑われます」
と言っていた。
確かにのりピーはベテランだが、ストローの本数と
常習性に関連は全く無い。
そもそもシャブ用ストロー等というものが無いからだ。
コンビニ等では50本入りと100本入りのストローが売られているが
のりピーが買ったのは50本入りということだろう。
減っていた8本の中には子供がジュースを飲むのに
使った分もあるかも知れない。
今後、シャブ中の芸能人は気をつけなければいけない。
うっかり100本入りを買ってしまったら、のりピーの2倍の
常習性と言われてしまうだろう。
話は変わるが、フジのスーパーニュースで
「イケメン社長と伊藤美咲結婚秒読み？」
とやっていた。
が、どう見ても私には社長の顔がイケメンには見えなかった。
そして、リポートの内容には玉の輿、御曹司、超優良企業という
キーワードが、ふんだんに盛り込まれていた。
これはパチンコメーカーの意にフジが応えたもので、芸能ニュース
では無くパチンコ業界のＣＭとして見るべきだろう。
今、詐欺賭博業であるパチンコ業界は生き残りを賭けての
大イメージアップ作戦を展開中だ。
伊藤美咲や大昔に亡くなった石原裕次郎を使って
「パチンコ店はもう昔のように薄汚れたイメージではない」
「健全でおしゃれな業種で、一般の企業と同等
若しくはそれ以上のステイタスがある」
「トップスターでさえ玉の輿を憧れる一流企業だ」
こう思わせたいという魂胆が見え見えだ。
パチンコ関連業種は警察にとっては重要な天下り先だし
テレビ局にとってはスポンサー離れが著しい今、救世主
のような存在だ。
よって、四人が死亡した大阪のパチンコ店
放火事件の真相はうやむやになった。
容疑者はちょくちょくそのパチンコ店に出入りしていたと
常連客が証言していた。
しかし、数百万の借金があった容疑者が、その店でいくら負けて
どのくらい店を恨んでいたかを報じるマスコミは皆無だった。
パチンコ屋に火をつけた動機は
「誰でもいいから殺したかった」
という変なものになった。
何故、パチンコ屋なのか？という突っ込みは
どこからも無かった。
それどころか、最近のパチンコ店は防火設備が
整っており、犠牲者が4人で済んだのも、その賜物
と言い出すニュース番組まで出る始末だ。
容疑者のパチンコに対する恨みつらみは警察が
発表しなかったのだろう。
たとえ、発表したところで、それを報道出来るマスコミは無いが……
いったい、テレビが垂れ流している情報の中に真実は
どれくらいあるのだろうか？
一つも無いかも知れない……
「テレビで言ってたことなんか信用すんなよ」
「2ちゃんに書かれてたから、間違い無いよ」
もうそんな時代に突入している気がする……
懐かしい動画をアップしよう。
まだ警察とテレビ局がパチンコ屋の下僕に成り下がる前のものだ。