(9月1日のつづき)
小3の子どもが、担任の先生の不満を言ってきました。
それを聞いたママは、じっとしていられなくなり、どうしたらいいか悩んでいます。
それが、学校に行きしぶる理由なのか……?
まず、お子さんの話を聞いてみましょう。
「うん、うん」と共感して聞きます。
ここで注意してほしいのは、お子さんに同調しないということです。
「そうなの。ひどい先生ね」というようなことをママが、仮に言ってしまうと、
「やっぱり、あの先生はひどいんだ」とお子さんが本当にそう思ってしまいます。
お子さんから見た先生像がよくなくて、他からもそのような話を聞いていたとしても、
先生を否定する言葉をお子さんに聞かせるのは避けましょう。
なぜなら、ママが太鼓判を押してしまうと、
「ママもひどい先生だと思っている先生の言うことは、聞かなくてもいいんだ」と、
思ってしまうからです。
そう思うと、お子さんの授業の態度も変わってきてしまいます。
素直に先生の話が入ってこないばかりか、勉強がつまらなくなってしまいます。
なので、ママは「そんなことがあったんだね。話してくれてありがとう」
ということをお子さんに伝えます。
お子さんが言う不満の事実を、できれば直接先生に聞いてみるのがいいと思います。
すると、先生から「学校での出来事、ことの発端、指導したこと」などを伺うことができます。
まず、それを伺ってみることをおススメします。
お子さんの思い込みだったり、勘違いだったりすることがあるからです。
もしくは、お子さんの不満を聞いた時、
ママが「〇〇ちゃんにはそう見えたかもしれないけれど、
先生はこんな考えでやったのかもしれないね」と言って、
ちがう見方を教えるチャンスでもあります。
将来の人間関係の見方の勉強にも通じます。
わが子がかわいいからこそ、ママの言葉によってお子さんがよくも悪くも影響を受けるので、
気をつけていきたいものですね。