気楽で旨い店2軒 | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

当ブログは、和洋中のそれなりの価格帯の店を中心に、最近は週1回金曜日朝にアップしている。

しかし、同じような店ばかりをアップしていたら、とうとうグーグルから「ステマ・ブログ」だと誤認されてしまい、ほとんどの記事が検索で全く引っかからなくなって久しい。

冤罪も甚だしいが、グーグルには苦情を受け付ける窓口など存在しないようなので、無実を主張する機会すら見つからない。

仕方がないので、検索では引っかからない幻のブログとして継続しているようなしだいである。

 

ステマじゃなくて、色々なお店を取り上げていますよ、というエクスキューズのためではないが、今回はカジュアルだけどとても美味しかった2軒をご紹介。

 

1軒目は、白金高輪の焼き鳥屋「陽火」という店。

目黒の人気店「やきとり阿部」なる店の2号店らしい。その「阿部」が予約至難の「鳥しき」系であるとかどうとかという話について、私は全く関心がない。焼き鳥という業態にはほとんど知識ゼロだが、素人なりにこの「陽火」の焼き鳥は抜群に美味いなあ、と感心したしだい。

 

ミキュイに火通しされたワサビささみが、瑞々しくて繊維が滑らか。入れ歯をなくしたお爺ちゃんでも食べられそう。

砂肝もパサつかず、臭みもない。

ウズラ卵は、中が半熟で驚く。どういう調理技術を駆使したのだろうか。

 

写真左下のハツが、今まで食べた鶏ハツの中でも、ピカイチ。このジューシーさは、何をどうすれば実現するのだろうか。素材なんだろうけど。

フリソデという手羽と胴体の付け根?あたりの肉を使ったネギマも素晴らしい。そう言い出したら、レバーもやげん軟骨も負けず劣らずだ。

というわけでどの串も美味かった「陽火」であった。

 

続くカジュアルな店は、六本木の「PST」。ピッツァ・スタジオ・タマキ、の略だそうな。うっかりBTSと間違えそうだ。

六本木らしく、とてもイカした内装。

ピザ以外の料理もある。これは茄子とチーズの料理。普通にうまい。

水牛のモッツァレラを使ったマルゲリータ。少し焦げの強いサクサクの生地が誠にエアリー。この時点では何枚でもイケそうな気がする。

サルシッチャがのった辛いピザ。大きく味変して、食欲が加速。スルスルと胃に入っていく。そして、もう1枚、と本能が求める。

名前は忘れたがお店の推しのピザ。3枚目が到着したあたりで、満腹中枢がようやく異変に気付いた模様。一転、急激にお腹が膨れてきた。しかし、それでも手と口が止まらないのだから、恐ろしいものだ。

 

ピザに関する経験は、20数年前、ナポリやカプリを旅した時に、昼飯でたらふく食ったことくらい。

東京で旨い店は、神谷町の「ナポリスタカ」くらいしか知らなかったが、今後はここも頭に入れておこう。