この「晴山」、予約至難の理由は、自分も含めてリピーターの予約で大半の席が埋まるからだろう。
それが良い事かどうかは、評価が分かれるところだが。
店主は、いかにしてマンネリに陥らないようにするか、日々新たなことを試みて「カイゼン」に取り組んでいる様子。
季節ごとの定番の料理の合間に、時折顔を見せる新作が、また面白い。
そういう努力が、常連客を離さない理由なのだろう。
湯引きしたてのアツアツの鱧と茄子の冷たいすり流し。アクセントに鱧の骨の揚げたのを散らしている。
帆立とフカヒレの真丈椀。
根室の13キロのブリ。さっと霜降りにしておろしぽん酢で。
初めて食べる、戻りガツオのゴマダレがけ。
9月の定番、アワビの肝ソース、石焼ブクブク風。アワビを入れて1分煮てから食し、次いでウニご飯を投入する。
カマスの焼き物。
アマダイのパリパリ揚げ。
ウナギかば焼きの銀餡がけ。
驚きの新作、鱧カツ松茸サンド!抗えない旨さ。
生筋子のご飯。
イチジクのムース。
このコースで、文句を言う人はそういないだろう。