心落ち着く店 福の川いしだ 曙橋 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

おでん屋であって、おでん屋ではない店、とでも言おうか。

淡く上品な出汁で、サッと炊いたおでんを出してくる。煮ばな、というのか。

ぐつぐつ煮た濃い味のおでんが苦手な当方には、驚きと喜びを与えてくれる店だ。

 

最初に、菜花とタコ、ドライトマトの前菜。まるでイタリアン。ビールによく合う。

ご近所の「青華こばやし」仕込みのアナゴのおでん。

若竹おでん。

いわゆる、おでん。生麩が入ったきんちゃくがうまい。

桜マスの焼き物。

鴨ネギのおでん。珍しい。

揚げたシイタケと高野豆腐のおでん。

つくね、がんも、練り物もすべて自家製。

締めのご飯は、硬めに炊かれていて、噛みごたえあり。

 

飾りっ気は全くないけど、時々無性に食べたくなりそうな味わいである。