ミシュラン1つ星(にどれだけの意味があるかは疑問だが)を獲得して、ノリに乗っている「ラ・クレリエール」。
春のコースも、季節感いっぱい。
クラシックなフレンチの技法を駆使しながら、日本の食材を仕上げていくスタイル。
ここでしか食べられない味わいが、確かにある。
アミューズ。いつものブーダン・バーガーが、いつも通り、おいしい。
稚鮎のフリット。笹茶をつかったソースとパウダー。
グリーンピース、ホタテ、うるいなどの前菜。
ホタルイカはトマトを使ったソースで。
竹の皮をクロッシュのように使い、客の前でパカっとやる演出。料理は、筍とカエルのポアレ。
オマールのラビオリ風。フルムダンベールのソースがアクセント。
緑のアスパラガスと、
鮑の料理。鮑は生っぽくして、食感を引き立てている。
魚料理は、ドデカいエイ。シェリービネガーとケッパーのソース。
メインはブレスの鶏。
胸肉はモーリーユのソースで。とてもクラシック。
モモ肉のソースは、ヴァンサン・ジラルダンという作り手のムルソーをたっぷり使って煮詰めたもの。
日向夏を使ったデザート。
皿数が多く、腹いっぱいになる。
料金はかなり高かったが、払っただけの価値がある料理だった。