和食激戦地、といってもよいであろう四谷三丁目・荒木町。
オープンから1年以上が経つそうだが、果たして今後も生き抜いていけるのか、微妙な感じがしないでもない。
前店「の弥七」の居抜きという内装はいかにも中途半端。
それを料理その他でリカバリー出来るかどうかなのだが。
真面目そうな店主の努力は、高く評価したい。
素朴な感じの前菜。
鯛の身と大黒しめじが入ったお椀。味が濃い。
造りは金目鯛。
かなり濃厚な鮑。
すっぽんの玉締め。
ぶりの照り焼き。
白子のウニのせ。
牛ロースのすき焼風。
ご覧の通り、華がなく、普通のものが淡々と出てくる。
さて、この料理に熱心なリピーターがつくであろうか。
健闘を祈るばかりである。