出だしは不漁と言われていたのが、一転、当たり年との評価となった今年のサンマ。
シンプルに焼いたのもいいが、たまには料理屋で凝った焼き方をしてほしくなる。
そんなときに、最初に頭に浮かぶのは、魚まみれの割烹、「青華こばやし」。
期待通りの逸品が出てきた。
トウモロコシ豆腐。自然な甘み。
サンマ。開いて骨を抜いて、肝を塗って畳んで焼いている。外はカリッと、中はしっとりとほろ苦い味わい。
年に1度は、これを食べたくなる。
叩いたオクラを流した、すっぽんの茶わん蒸し。
ウニと鮑のいとこ煮。すごい量が入っている。
本アラ。脂の乗りが程よく、大変美味。
白トリ貝。
淡い味付けのイクラ。
天然うなぎ。これまた見事な焼き加減。
太刀魚の焼き浸し。
太刀魚の出汁の雑炊。
この店にくると、オットセイにでもなった気分になる。